2021年12月14日

テーマ：

植物・生物／人・地域／食

年　齢：

5歳児

ねらい：

・大根の収穫の仕方を知る。
・地域の方に親しみを持ち、関わる。

「今年も大根抜きにおいで。」と地域の尾畑さんが声をかけてくださったので年長さんが行かせてもらいました。

道々「どうやって食べる？」「やっぱりたくあんでしょう。」「おでんもいいなぁ。ちくわと一緒にね。」などと話していました。

大根抜きのご指導は尾畑さん・北原さん・上沼さん・藤本さんがしてくださいました。「折れないようにまっすぐ抜くんだよ。」

子ども達が一生懸命抜くとまっすぐな大根もあればクネクネ曲がった大根もあり、抜けたときの楽しみを味わうことができました。

抜いた大根は畑に置いてある水槽で洗わせてもらい、おまけのさつまいもと一緒に園に持ち帰りました。

園に着き、さっそく調理。短冊切りにして味噌マヨで、茹でたものはゴマ味噌で食べました。「大根きら～い」と言っていた年少さんも年長さんに促され食べてみると「甘い、おいし～い。」とおかわりをして食べました。

残った大根は年長さんが漬物にする予定です。

大根抜きに行く途中、落ち葉の上をカサカサ音を立てて歩きます。

「焼き芋に使えそう。」「でも、もうサツマイモないな～」

大根の抜き方の説明を聞きました。「オレ、力持ちだしな！」「大きいの抜くよ。」

「この大根大きいぞ！」

「ほら見て、こんなに長いのとれた～」

水槽にはった水でジャブジャブ洗います。「冷た～～い。」と言いながらも嬉しそう。

「サツマイモあるか？」「持っていきな。」とサツマイモをくれました。

園に戻る途中でニンジンを収穫しているおばさんに出会いました。「ニンジン持っていきな」と持たせてくれました。

「ニンジンももらったぞ～」「今日の目的、大根だったのにサツマイモとニンジンももらっちゃったな～」

「なんでこんなにくれるのかなぁ？」「挨拶したもんでじゃない？」

早速、生大根を食べてみました。

「から～い！でも美味しい‼」「大根の上のほうが甘くて、下がからいんだよ。」

「ぼく、本当はだいこん嫌なんだよな～」と年少さん。

「おいしいで食べてみ。」と年長さんに促されパクリ「食べれた！おいしい‼」

・毎年地域の「夢農園」皆さんが子ども達の為に大根を収穫させてくださり、大根の収穫の仕方を教えてくださいます。子ども達は大根の抜き方を知り、抜けてくる大根の大きさや形の面白さに喜び、収穫させてもらっています。

・大根を使った料理で好きなものや家庭で食卓に上るものを思い浮かべ、食べられることを楽しみにし会話も広がりました。

・収穫した大根をすぐに料理し、食べたことで大根の味をしっかり感じ、苦手と思っていた子も目の前で味付けされたり、料理されたものを口にし、美味しさを感じられたように思う。

・大根は上の方が甘くて、下の方が辛いと知っている子がいたことを驚くと共に、それを伝えてくれたことで周りの子ども達もまた関心を持って食べることができたように思う。

・地域の方々が子ども達の姿を見ると声をかけてくださり、収穫したものを分けてくださることは、地域と保育園のつながりが強く、見守ってくださっていることを感じます。