人・地域 食 つくる おにはーそと!ふくは〜うち!

2021年2月5日

テーマ:
人・地域/食/つくる
年 齢:
1〜5歳児
ねらい:
・遊びを通して楽しみながら季節の伝統文化に触れる。
・友達と一緒に自分たちで作った鬼の面やマス箱、豆を使って行事を楽しむ。

活動内容

信濃町らしい雪景色となり、毎日雪あそびを楽しんでいる子ども達のもとに、今年もこの手紙が届いてしまいました!

平和な日常に突如送られてきた、なまはげ軍団からの手紙に子ども達は恐怖を覚えてしまったに違いありません!話を聞いただけで、涙ぐむ子もいました!

しかし、どんなに恐れても2月3日は必ずやってくる!

と、いうことで、こんなコロナ禍なのにソーシャルディスタンスを守れない鬼たちを追い返す方法を考え始めた子ども達でした!

絵本によると、鬼たちは豆が嫌いらしい! ならば、豆をいっぱい作って投げちゃおう! 「どうやって作る?」 「新聞丸める?」 「僕の家に新聞いっぱいあるよ!」

新聞を丸めて豆が大量に完成!  「豆って黄色いね!」 「塗ればいいよ!」 「何で塗る?」 「クレヨンは?」「やってみよう!」 クレヨンではうまく塗れない! 「えのぐはどう!?」 「やってみよう!!」

「いいね!えのぐ!」 鬼からの手紙が届いてから、何日も豆を作る子ども達!大量の豆ができました!

豆の他にも鬼を逆にビックリさせてやろうと、お面も作りました! 作戦では部屋に隠れて、一斉に飛び出して豆を投げる!! ということになりました!

他のクラスでも着々と鬼を追い払う為の準備が進んでいました!

毎日のように「今日、鬼来る?」と聞いてくる子もいました! 楽しみなのかな?

鬼が来たらこうやってマメを投げる! ここに隠れて、こう投げる!! 大声で叫びながらとにかく投げる!!!と、シュミレーションしながら、毎日のように豆まきの練習に励む子ども達でした!

毎日、豆まきごっこを楽しんでいると・・・

ついに当日!!

本当に鬼がやってきました!! 「わるいこはいね〜か〜!」

初戦はVS年少組!

部屋の中まで入って来てしまった鬼でしたが、大声で「おにはそと!おにはーそと!!おにはーーそと!!!」とマメを投げつける子ども達でした!

手紙を見ただけで、泣きそうになっていた子も「おには〜そと!ふくは〜うち!」と大きな声でマメを投げていました!

廊下まで追いかけて行きマメを投げつけていました!

2戦目はVS年中組!!

隠れて当てる作戦はうまくいったのか!? 豆の他に手裏剣や剣で戦う子もいました!!

そして、最終戦はVS年長組!!!

リズム室で交戦しているところへ、やっとマメマイターと、えだマメマイターが助太刀に来てくれました!

みんなで一斉に「おにはーーーそと!ふくはーーーうち!!」

みんなの勢いにヘトヘトになりながら退散していく鬼たちでした!

ありがとう!マメマイター、えだマメマイター!!

来年はもっと早く助けてねー!

子ども達のきづき

どうしたら鬼を追い出せるか話しているなかで、鬼の嫌いなものはトゲトゲのヒイラギの葉とイワシの頭だと知り、鬼が入ってこないようにさっそく作り出す年長さん達でした。

自分たちのクラスの分が完成すると、小さい子達のクラスに鬼が入ってしまうと心配してくれる姿もありました。そして、未満児クラスと年少クラスの分を作って届けてくれました!

「これを部屋の前に付けておけば、鬼が入ってこないよ!」「このチクチクが鬼が嫌がるから入ってこないよ!」

年長さんにお礼を言いながら、一人の年少児が本当にチクチクするのか、自分の頬やおでこに当てて確かめていました! 「ホントだチクチクする!これでだいじょうぶだね!」

しかし、いざ当日!鬼たちは部屋の仲間で入ってきました・・・!!  豆まきが終わった後、「ヒイラギ飾ったのになんで入って来ちゃったんだろう?」と不思議に思う子もいました。「やっぱり本物じゃなかったから、匂いがしないし、効かなかったんじゃない?」と自分なりの考察を話す子もいました!

何はともあれ、今年も無事に鬼を追い払い、自分の中のオニも追い出し!新しい春を迎えることができました!めでたし、めでたし!

事例に対する保育者の思い

今年の節分も子ども達の成長を感じる場面がたくさんありました。自分たちで鬼を追い払う為にはどうしたら良いか考えるなかで、自分の考えを言葉にして伝えたり、友達と作戦を話し合ったり、試行錯誤をして道具を作ったりと豆まきに向けて張り切っていました。毎日のように豆まきの準備をしているうちに、子ども達にとって、節分は鬼が来るからコワイという思いもあるけれど、少しずつ楽しみになっているような、「ドキドキするけどわくわくもする」行事になっていっていると感じ、嬉しく思いました。また、行事を通して他クラスと関わり、年下の子へのいたわりの気持ちを持ってくれていると感じられる姿も見られました。これからも共に遊んだり、活動したりするおもしろさや楽しさをたくさん味わってほしいと思います。残り2ヶ月余りとなった今年度ですが、1日1日の活動が子ども達の成長に繋がるように関わっていきたいと思います。

しなのちょうりつふるまほいくえん 信濃町立古間保育園

園の形態 普及型
代表者氏名 園長 : 丸山 友紀
運営法人 信濃町
運営法人代表者名 信濃町長
園の設立日 1967.4.1
認定日 2015.10.13
区分 保育所
住所 〒389-1312 上水内郡信濃町大字富濃2058
エリア 北信
お問い合わせ先 TEL : 026-255-2201 
FAX : 026-255-2201 
MAIL : furuma-h@town.shinano.lg.jp
ホームページ https://www.town.shinano.lg.jp/
定員数 未満児 : 22人 3歳児 : 20人 4歳児 : 20人 5歳児 : 20人 6歳(学童)以上 : 0人
基本開所曜日 月,火,水,木,金,土
基本開所時間 7時30分〜19時
延長保育の有無 要問合せ
園児募集 要問合せ
保育者募集 要問合せ