2018年10月26日

テーマ：

人・地域

年　齢：

０歳児～５歳児

ねらい：

・地域の行事に親しみが持てるようにする。
・友だちとの関わりを深める。

地区のお祭りが一段落した頃から、保育園ではお祭り遊びが始まりました。

朝のお仕度を済ませると・・・・

「こうゆうの、パパ着てるよ」

「お腹に巻いたら、かっこいいかな？」「頭もいいんじゃない？」

友だちと相談しながら、早速お着替え。

他にも、太鼓・ばち・お神輿・折り紙で作ったちょうちんやうちわ等、徐々に本格的になってきました。

廊下を練り歩くと・・・その姿は本物のお祭りのようです。

こんな場面も見られます。

お祭りごっこが始まった頃は、「こわいよ・・・」と

後ずさりするお友だちが多かったのですが、

今ではこのように仲良しに。

こっちからは、なんだかいい匂い！！

「来てきてー」声のする方へ行ってみると・・・

美味しそうなお料理が机いっぱいに並んでいます。

「食べちゃダメだよ。これ、お獅子さんにあげるのだから」

「あと、太鼓したり歩いてるお友だちの分だよ。いっぱい歩いてるからね」

一緒に遊んでるお友だちや周りのお友だちのことも、考えてくれていますね。

お天気が良いある日のこと。

「今日、お外で獅子舞やってみない？」

「やりたーい！！」「神社にお参りにいくのは、どうかな？」

準備ができたら、さぁ出発！！

目指すは『諏訪神社』。

お祭りの音楽に合わせながら、練り歩きました。

子どもたちの「わっしょい　わっしょい」のかけ声に合わせ、大人も負けじと「わっしょい　わっしょい」！！

”一緒に楽しむ”ことって、大事なことだなぁと改めて感じました。

子どもたちの元気のいいかけ声につられ、地域の方が温かな笑顔で応援してくれる姿にパワーをもらい、足を進めます。

いよいよ、諏訪神社に到着！！

「あれ？いつもと違う！？」「ドアが、開いてるよ！！」

子どもたちが練り歩くという話を聞いて、

神社の方が特別に開けてくださいました。

興味津々の子どもたち。

「あそこに神様いるの？」

「いつも、ありがとうございます」

目を輝かせながら、じっくりと見入っていました。

＜練り歩く場面から＞

５歳児のお友だち、首から下げているのは『拍子木』です。

歩いてるときは、２つの木を打ち鳴らしていました。

その他にも、車が通った時には

『はい、危ないからね！！』と１つの木を回し、

まるで交通整理をするようにお友だちを案内してくれました。

＜遊びの中から＞

お獅子に変身した２人のお友だち。

「今ね、寝てたの」

「ずっと起きてるんじゃないんだよ」

地区のお祭りで見た経験を、遊びの場面で

取り入れ楽しんでいました。

少しずつ広がり、今では園全体で楽しんでいるお祭りごっこ。年齢の枠を越え、年上のお友だちが年下のお友だちに作り方を教えてあげたり、一緒に手をつないで練り歩くときには歩幅を合わせてあげたりする等友だちとの関わりを深めながら　思いやり・優しいさ　の気持ちが芽生えてきている姿。そこには、年下のお友だちから年上のお友だちへの　憧れの気持ちの芽生えを感じています。また、声をかけてくださった地域の方との交流も子どもたちにとって良い経験になったと思います。さらに、来週には５歳児さんが準備を進めている『お祭りごっこ』が行われる予定になっており、子どもたちとのお祭り遊びを楽しんでいきたいと思います。