2023年8月30日

テーマ：

植物・生物／食／つくる

年　齢：

５歳児

ねらい：

・カラスにポップコーンを取られないように考え工夫する。
・友だちと思いを伝え合い、目的に向かい力を合わせる。

・昨年は作っていたポップコーンを収穫前にカラスに食べられてしまい、ほとんど収穫することができなかったので、今年こそ収穫してポップコーンを食べようとポップコーンを育てました。

・ポップコーンが大きくなて来たころ、担任が畑に様子を見に行くと、カラスが２羽畑の近くにいて様子を見ていました。

・登園してきた子ども達に伝え、どうしたらポップコーンを守れるか話をすると、子どもの中から案山子を作ってカラスを追い払おうという声が上がり、皆で案山子を作ることにしました。

・顔や頭には藁を入れ、布をかぶせて顔を書きました。

・体は新聞紙を丸めて形を作っていきました。

りっぱな案山子が出来上がりました。

さっそく畑に持っていきます。

以前お家の方に聞いていた「キラキラ光るものがカラスは嫌いだよ。」ということで、いらなくなったCDとキラキラのテープも持っていってつけました。

畑には他にも夏野菜が植えてあり、収穫にいくたびに「カラスはおらんよなぁ〜」と確認。

収穫できるのを楽しみに待ちました。

だんだんに木も枯れ、ひげも茶色になったので、試しに皮をむいてみると、中からとってもきれいな粒がたくさん付いたポップコーンが出きて、子ども達は大喜び。

さっそく皆で収穫してきました。今年はたくさん収穫することができました。

皮をむいてお部屋の前に干しました。

今年はしっかりポップコーンが食べられそうです。

・うちの田んぼには案山子を立てるで、案山子を作って立てればカラスが来ないんじゃない？

・案山子の顔は怖いほうがいいよなぁ〜

・怖いほうがカラスが逃げてくね。

・カラスはキラキラしたものが嫌いなんだって。

・キラキラのテープも持っていけばいいんじゃない？

・カラス来てないかなぁ・・・案山子が守ってくれてるかなぁ？

・ひげが茶色になったらもう取ってもいいんだって。

・ここにもポップコーン付いてるよ。

こんなにいっぱい粒が付いてる。

これは食べるとこあるのかなぁ？

・案山子さんががんばって守ってくれたからいっぱい取れたね。

・昨年食べられなかたポップコーンを今年こそは食べたいという気持ちから、ポップコーンの栽培を始めました。昨年と同じようにカラスに取られてしまったら、食べられなくなってしまうという思いで子ども達と一緒にどうしたらいいかを考えました。自分たちの経験したことや家でお父さんやおじいちゃんがしていることを思い出して、案山子を立てることやキラキラしたものを付けることにし、実際にやってみて様子をみてきました。子ども達は自分たちで案山子を立てたり、キラキラテープやCDを付けたので畑に行くたびに気持ちも向いていました。

・収穫すると今年はたくさん取れて、自分たちで工夫しただけに子ども達はより嬉しかったと思います。

・畑の片付けをした時も、「案山子さんが守ってくれたから」とかわいい声も聞かれ、とても丁寧に片付けをする姿に子どもが実際に体験してみることの大切さを改めて感じました。

・収穫できたポップコーンはまた子ども達と相談し、どんな味にして食べるか、小さい人たちにも食べてもらうか決めていきたいと考えています。