2022年8月17日

テーマ：

植物・生物／人・地域

年　齢：

３～５歳

ねらい：

・友だちと一緒にジャガイモ生長を喜び、収穫を楽しむ。
・ジャガイモの大きさや形の面白さ不思議さに気づく。

いつもお世話になる矢澤のおじいちゃんにジャガイモの掘り方を教わりました。

ジャガイモも手強くてなかなか抜けません。

抜けた～！

ジャガイモは、深く潜っているのですが、ブルトーザーのような年長さんの手指と力にかかれば、土がどんどん掘られていきます。「あ！ジャガイモ見えた！」

土を掘っている時の年長さんの目は真剣です。

掘り上げたジャガイモを１つひとつチェック！

応援に来ていた年中さんも、見ていてたまらなくなりお手伝いの手が伸びてきました。

「うわ～！」お手伝いしていた年中さん＆年少さんがビックリ。アリの巣に当たり、ジャガイモにアリの大群が群がっていて驚いていました。アリも驚いた事でしょう、必死になって卵の大移動をしていました。

「お！」年長さんと一緒に掘っていた年少さん。突然顔を出したジャガイモにビックリ！

「大きい！」「こんなに沢山あった！」と自分の掘り上げたジャガイモの大きさや量に驚きつつも自信満々で皆に見せていました。

「やったー！！」一緒に掘らせてもらっていた年少さんも自分で掘り上げた瞬間のこの笑顔！年中さんも「見てー！」とあまりの大きさに驚いていました。

畑からリズム室までジャガイモを運びました。各々が「どうやったら全部運べるか？」を考え、素手を使ったり容器を探してきては駆使して運びました。「駐車場の車に当たらないようにね」という声掛けに、フライパンで運ぼうとした年長さんは、こう考えて運んでいました。確かに、これなら当たらないね！

ジャガイモを１０個ずつの山に分け、ひと山がわかるように、とカップを乗せました。

いったい何個のジャガイモが出来たのでしょう？どうやってこれを数えたらいいの？と悩む年長さん。

担任保育士が「カップ１個がジャガイモ１０個だから・・・」とカップを数える方法を伝え、カップの数を皆で数えました。８３個のカップと４個のジャガイモ・・・「全部で８３４個でした！」の声に「やったー！！」「すげーな！！」と歓喜の声をあげていました。

さてさて、このジャガイモ、どうやって食べようかな？今度はその楽しみで頭を悩ませています。

「バッタがいる」「〇〇君の頭！」「え？どこ？」ジャガイモ掘りをしていたら、大きなバッタが年長さんの頭の上にとまりました。「バッタがジャガイ見にきてるんじゃない？」「応援してくれてるんだよ」と話しながらジャガイモを掘っていました。

大小様々な形のジャガイモを積み上げながら数えていきます。「１、２、３、」崩れる・・・。また「１、２、・・・１０」何度も繰り返しながら数を数えていました。１個ずつジャガイモを数えながら「あハートみたい♡」「角（ジャガイモの芽）が出てる」「お尻みたい（笑）」とジャガイモの形の面白さに笑みがこぼれていました。

・年長に進級したばかりの頃に植えたジャガイモが、こんなにも大きく沢山実ったことを、実際に自分の手指で目で頭で感じた事は、子ども達の心を大きく刺激したと思う。昨年度の年長さんのジャガイモ掘りの様子は見ているが、自分で体験して得る感覚や感情は全く別物ではないかと、子ども達の表情や言動から感じた。

・年中児や年少児も見ているうちに、やりたくなり動き出した姿を年長児が自然に受け入れ一緒に体験させてくれたことで、小さいお友だちなりにジャガイモ堀りから、驚きや喜びなど心を動かされる体験ができたと思う。