土 植物・生物 人・地域 食 つくる じゃがいも畑の異変

2022年7月13日

テーマ:
土/植物・生物/人・地域/食/つくる
年 齢:
3歳児・4歳児・5歳児
ねらい:
自然の中で野菜を育てる難しさを知る

活動内容

6月26日(火)

保「久しぶりに森沢の畑に行って、じゃがいもが大きくなったか見に行こうね」

道中、畑仕事をしているお年寄りや、工事のお兄さん達に挨拶をしながら森沢へ向かいます。

畑に着くと、子「あれ?」「いつもと違う」「何もないよ」

一週間に一度、草取りや、年少・年中組さんのポップコーン植えなどで、足を運んでいた畑でしたが、畑を見るとさつま芋の苗や、花を咲かせていたジャガイモは葉を食べられ、土を掘り起こされ食い散らかし、ポップコーンの葉も何本か食べられていました。

畑を共有して作っていた、こねばちゃん(未就園児)のじゃがいもは全滅です。

 

子「見て、足跡があるよ」「イノシシかな?」「シカかも」

保「何で、食べたと思う?」

子「山に食べるものがないのかなあ?」

保「そうかもしれないね。みんなが大事に育てた野菜だけど、動物たちも食べるものがないと、生きていくためには、畑の野菜を狙って食べに来るんだろうね。みんなが苗や、種芋を植えて草取りして、お世話して大きくなってきたジャガイモがこんな風に荒らされて、悲しいよね」

保「ここの畑って、うさぎ(年少)きりん(年中)ぞう(年長)だけの畑だっけ?」

子「こねばちゃんも」

保「そうだよね」

保「見て。みんなが育てたジャガイモが、二株だけ残ってるね。こねばちゃんのジャガイモは全部食べられちゃっているね」

保「みんなは、お庭の畑に植えてあるから、そのジャガイモを掘れるよね。こねばちゃんは、掘るのがなくなっちゃってるよね」

子「残っているジャガイモ、こねばちゃんに掘らせてあげようよ」「うん、そうだね」「そうしてあげよう」

保「そうだね。良い考えだね。今なら、こねばちゃんの先生が保育園にいるからお話する?」

子「早く、言いに行こうよ」園に戻って、お話しすることに意見がまとまりました。

保「まだ残っているポップコーンや、さつまいもがこのままだとまた、動物達が来て食べるかもしれないよ」

子「あみ?」

子「柵?」

保「柵!!そうだね。柵だと動物が入れなくて、残っている野菜を守れそうだね。でも、先生達だけじゃできないかも」

子「園長先生に頼んでみれば?」

保「そうだね。お願いしてみよう」

子「園長先生。ポップコーンとさつまいもが動物に食べられないように、畑に柵をしてください」

園「そうだね。柵を作ろうね」

 

園長先生が、シルバーさんにお願いして早速畑に柵を作ってもらいました。

 

子ども達のきづき

・自分たちは、園内の畑にじゃがいもを作っているので、全滅してしまった、こねばちゃんに、生長を見守ってきた二株を譲ってあげようという気持ちになったこと。

・残りの野菜を守るため、動物が来ても荒らされないように、柵を立てること。

・困ったことがあったら、園長先生にお願いするとすぐに対応してくれること。

事例に対する保育者の思い

・昨年は、収穫を目の前にした頃、さつまいもの葉が食べられていたので、さつまいもの対策は考えていましたが、まさか、こんな早い時期にジャガイモなど畑が荒らされてしまうとは思いもせず、もっと早い対策を行っていればと思いました。

・畑作りから行い、毎週草取りなどで足を運んでいただけにやり切れない思いです。これを機に、草取りや水やりのお世話だけでは、安全に野菜を収穫できないという自然の仕組みを知る経験となりました。それに対する、子どもの思いや気付きに畑活動を通して学んだ事があると思います。

・今年は、園内の畑にもじゃがいもを植えていたので、子ども達も気持ちを切り替えることができたので良かったです。こちらの生長も楽しみにしていたので、あと少し生長を見守り収穫を楽しみに待ちたいと思います。

ねばむらほいくしょ 根羽村保育所

園の形態 普及型
代表者氏名 保育所長 : 松下剛樹
運営法人 根羽村
運営法人代表者名 根羽村長
園の設立日 1970.4.1
認定日 2019.9.13
区分 保育所
住所 〒395‐0701 下伊那郡根羽村149
エリア 南信
お問い合わせ先 TEL : 0265‐49‐2152 
FAX : 0265‐49‐2152 
MAIL : nebahoikusyo1107@mis.janis.or.jp
定員数 未満児 : 人 3歳児 : 人 4歳児 : 人 5歳児 : 人 6歳(学童)以上 : 人
基本開所曜日 月、火、水、木、金、土、日
基本開所時間 7時30分~18時
延長保育の有無 要問合せ
園児募集 要問合せ
保育者募集 要問合せ