2020年11月2日

テーマ：

植物・生物／空・天気／人・地域

年　齢：

１〜２歳児

ねらい：

・秋を感じながら、身近な自然に興味を持ち、触れ合う。
・発見を保育士や友だちと共有し、関わりながら楽しむ。

＜葉っぱがたくさん落ちてたよ！＞

秋が深まり、園庭の木々の葉も色づき、地面に葉がたくさん落ちていました。

さくらんぼさんみんなで見に行きました。

葉っぱの上を歩いてみると、カサカサといい音がします。そのことに気づいたのか足を滑らせながら歩いている1歳児さん。場所を変えていろいろなところで音を鳴らしていました。

こちらは葉っぱを集め中。

周りの葉っぱを一ヶ所に集めて拾っていました。一度にたくさんの葉っぱを集めたかったのかな、、、ナイスアイディア！

集めた葉っぱを「いくよー！！」とシャワーのように降らしています。

キャー！と楽しそうな声に1歳児さんもまねっこ。やさしい葉っぱシャワーをかけ。友だち同士でかけあって笑い合っていました。

お気に入りの葉っぱを入れるための大きい袋と小さい袋を用意しました。

大きい袋いっぱいに葉っぱを入れたいとはりきって入れている子もいれば、一つ一つ気に入った葉っぱを入れている子もいました。

「ふうせんだよ！」と袋に葉っぱを入れて風船に見立てる子。

以前新聞紙遊びで袋に新聞紙を入れて風船のように遊んだことがあったので、そのことを覚えていたのでしょうか。ポーンと飛ばすとカサっと音がして素敵な風船が出来て喜んで遊んでいました。

「見てー！ハートだよ！」こちらの2歳児さんは、なんときれいなハート型の葉っぱを発見！

葉っぱは葉っぱでもよく見ると形が違っておもしろいですね。一つ一つ葉っぱを選んでいたから気づいた発見です。

「見て、ハートの葉っぱあったよ」とお友だちに報告。

「ほんとだ、かわいい。私も欲しいなー」「あっちにあるかも、おいで」そんなやりとりをして一緒にハートの葉っぱ探しを始めました。

緑色のハート型の葉っぱを二人で見つけました。「これもハートだよ」「ほんとだね」「これもいいんじゃない？」「かわいいね」そんな会話をしながら探していました。

＜こんなところに虫さんが！＞

散歩から帰ってきて保育園に入ろうとしたら、2歳児さんが何か見つけました。

「バッタだよ！絵本と同じだ！」とお部屋でよく見る虫の図鑑に登場するバッタと同じ姿でびっくり！みんな見ようと集まりました。

近くでバッタを見るとこの表情。目や足があることを話すと「どこ!?」と真剣に観察していました。

保育士が一度放すと、「どこにいくのかな？」と後を追うさくらんぼさん。追いかけるときには自然と自分たちもバッタになりきって、ぴょーんとバッタ跳びしてました。

後日、園庭で遊んでいるとまた虫に遭遇！茶色くてぴょんっと跳ぶ虫でした。

近くで見ようとすると跳んでいってしまうのでじわじわと端に攻めて

「つかまえたよ！」先日保育士がバッタの足を持って捕まえていたところを見ていたので、抵抗もなく上手に捕まえられました。お見事！！

観察すると、こちらもバッタでした。先日は緑のバッタでしたが、今回は茶色で足の模様がしましまなバッタ。両方バッタで仲間なんだよと話すと不思議そうに考えている様子でした。

「せんせい！きて！」と驚いた表情のさくらんぼさんに呼ばれて行ってみると、丸太登りの遊具で何か発見したみたいです。

みんなが覗いているところを見てみると、丸太の穴からお顔がひょっこり。

その正体は冬に備えて、お家を探していたカエルでした。

どうしてこんなところにカエルがいるのだろうと夢中で見ていました。

散歩地にて興味を引く植物を発見！

つるうめもどきでした。まんまるの殻の中にきれいな赤い実が隠れている素敵な植物ですね。

殻の中の実が気になるようで一生懸命実を採っていると実から汁が出てきたことに気づきました。さらに実の中にも何かあると剥いていました。

そんなこまかな作業の末に出てきたのは白い種！

こんな小さな実の中まで追究し、発見するとは驚きました。

天気のいい日には、近くの野尻湖畔の公園や園庭に行き、秋の自然に触れながら楽しんでいます。今回の活動では、動植物の種類や色の違い、習性、しくみに触れて、一人一人が興味・好奇心を持ち、関わっていました。園の中で一番小さな１、2歳児さんですが、身体全体、五感を使って様々なことを発見して感じ、その経験の積み重ねがこれから先の成長に繋がっていくと思いました。大人には当たり前になりつつある身近な自然、動植物一つ一つが子どもたちにとって、不思議でいろいろな発見をすることが出来るので、その機会を大切に一人一人の感じていること、発見に丁寧に向き合っていきたいです。

また1年の半分が終わり、友だち同士の関わりがとても増えてきました。お互いの話を聞いたり、見たりして発見・イメージを共有しあっています。友だちとの関わり方や一緒に遊ぶ楽しさを知っていく姿が多く見られるので、そんな姿も大切にしながら一緒に過ごしていきたいです。