2022年3月31日

テーマ：

空・天気／人・地域

年　齢：

１〜５歳児

ねらい：

・一緒に過ごしてきた友達へ感謝の気持ちを伝えたり、別れを惜しんだりする。
・1年間の成長を友達や保育士と喜び合い、就学や進級に期待を持つ。

寒かった信濃町にもぽかぽかと暖かな陽射しが降り注ぎ、園庭に積もっていた雪もすっかり融け、地面が顔を出してきました。

↓↓↓ちなみに、2月上旬の園庭がこちら。

まるで別世界のようです。

子どもたちも、

「雪がなくなってきたね！」

「（思い切り遊んで）暑〜い！」

「風が気持ちいいね！」

と、季節の変化を肌で感じ取っているようでした。

そんな中、3月中旬に4月から一緒に過ごしてきた年長児さんとのお別れ会を行いました。

楽しかった毎日を思い出しながら、年少・年中さんから歌のプレゼント。

「♪みんなともだち〜ずっとずっとともだち〜」

「年長さんの知らない歌を歌いたい！」と、こっそり秘密の練習をしてきたこの歌。

歌詞が一緒に過ごしてきた日々と重なります・・・。

年長さんの似顔絵やメッセージ入りのハートメダルもプレゼント。

「一緒においかけっこしてくれてありがとう！」

年長さんからは、就学への期待を込めて、小学校で頑張りたいことの発表と、「1年生になったら」の歌をプレゼント。

胸に輝く年少・年中さんからもらったメダル・・・存在感たっぷり！！

そして、未満・年少・年中児さんにお手紙のプレゼント。

「一緒に鬼滅ごっこして楽しかったよ！」

似顔絵のまわりには、年長さんが考えた、その子の好きなものがめいっぱいに描かれています。

最後に、お世話になった先生方にもメッセージカードのプレゼント。

「いっぱい遊んでくれてありがとう！」

お互いに、「ありがとう」の気持ちをめいっぱい伝え合うことのできたお別れ会となりました。

お別れ会の準備では、3・４歳児と5歳児とに別れ、準備を進めてきました。

「“いっぱい遊んでくれてありがとう”ってしたい！」

「”小学校で頑張ってね”って言いたい！」

「”新しいお友達と仲良くしてね”って伝えたい！」

「年長さん（年少・年中さん）に秘密で準備したい！！」

毎日少しずつ、お互いの様子を気にしながらも、「何もしてないよ〜！」と上手にお友達の詮索をかわす子どもたち。

本当は今すぐ言いたいけれど・・・我慢！

（お別れ会当日は、「（秘密を）やっと言えた〜！」と嬉しそうな様子でした（笑）。）

「◯◯くんは車が好きだから、車の絵を描こう！」

「◯◯ちゃんはピンクが好きだと思うからピンクのハートにしよう！」

お友達とのことを思い出し、考えながら準備を進める姿が見られました。

お別れ会が終わると、今度はいよいよ卒園式に向けてのカウントダウンがスタート。

時々お客さんとして、年長さんの姿を見にきてくれた年少・年中さん。

「年長さん、かっこいい！」と、その姿に憧れの気持ちを抱いたり、

「涙が出てきちゃった・・・。」と、別れに寂しさを感じたり・・・。

そんな姿に、「かっこよく頑張る所を見てもらおう！」と年長さんも自信や意欲を大きく膨らませて望む姿が見られ、子どもたちなりの心の成長を感じる場面が多くありました。

リズム室に遊びにきた未満児さんが、「見ててあげるよ！」と、すすんでお客さんになってくれることも。

以前は以上児の輪の中にドキドキして入れないこともあった未満児さんたちも、すっかりたくましくなった姿を見せてくれました。

3月23日、元気いっぱいの年長児5名が卒園式を迎えました。

今年度、野尻保育園は、未満児と以上児、合わせて17名でスタートし、お友達との別れも経験しながら、15名で過ごしてきました。

以上児は３・４・５歳混合クラス、また、この少ない人数の中であるからこそ、友達一人ひとりに親しみを持ち、学年を越えて関わり合う姿が日々の中で多く見られました。

その中で、年上の友達への憧れを持ったり、年下の友達を思いやり気遣ったり、時には思いがぶつかりあったりと、子どもたち同士で関わりを深めていく様子も見られました。

そんな子どもたちのたくさんの成長をそばで感じられたこと、心から嬉しく思います。

来年度も、子どもたち一人ひとりの姿に寄り添い、少人数の野尻保育園だからこその友達同士の関わりを大切にしながら、子どもたちが充実感を持って過ごせるような保育をしていきたいと思います。

保護者の皆様には、1年間、たくさんのご理解とご協力をいただき、本当にありがとうございました。