土 植物・生物 食 つくる 畑の活動① (じゃかいも・玉ねぎ編)

2023年9月1日

テーマ:
土/植物・生物/食/つくる
年 齢:
3歳児、4歳児、5歳児
ねらい:
・畑活動を通して、野菜作りを楽しむ。
・野菜の生長に関心を持ち、世話をしながら収穫することを楽しみにする。
・自分たちが育てた野菜を収穫することを喜び、味わう。

活動内容

今年も野菜作りをする事を楽しみにしている子どもたち。4月半ばに、今年は何の野菜を作るのか話し合いました。今までに作った野菜をはじめ、自分が知っている野菜も次々にあがりました。

野菜を育てる畑の場所(スペース)と、育てた野菜でどんなふうにして食べたいのかを確認すると、

子:「収穫祭でカレーを作って食べたい!」という思いがどの子にもありました。

そこで、カレーに使う野菜を中心に、10種類の野菜を育てることに決まりました。

今年から、園舎裏の畑を地域の方よりお借りして、野菜を育てることになりました。

4月20日(木)

育てる野菜の1つである、じゃがいもは新しい畑で育てます。新しい畑を見た子どもたちは大喜び。

保育士から、じゃがいもの植え方を聞きます。マルチの穴に合わせて、場所に付き穴を掘って植えていきます。

ジャベルで穴を掘り、握りこぶしを穴に入れて深さを確認し、種いもの芽の向きを見ながら植えていきます。1人3~4個植えました。

   

全部植え終わり、ジョウロでしっかり水をかけます。

子:「おいしいお芋になってね」 「たくさんできますように」と言いながら、元気に生長することを願っていました。

5月のゴールデンウィーク明けに畑へ行くと、じゃがいもの芽が出て、順調に育っていました。周りにも草が生えていたので、草取りをしてきれいにしました。

6月半ばに、再び畑へ行くと、じゃがいもの茎は子どもの胸の高さまで大きくなっていました。

子:「こんなに大きくなっとる!」 「花が咲いとる」 「これ、じゃがいもの花?」と先月より生長し変化した様子に気付きます。

子:「ちょうちょも飛んどる」 「モンシロチョウだ!」 「てんとう虫もいるー」

子:「今年はいっぱいできそうだね」と、順調に育っているじゃがいもを見て安心の様子。この日も草取りをしました。

7月19日(水)

雨続きで収穫時期が遅くなったため、葉や茎はすっかり枯れていましたが、じゃがいも掘りをしました。マルチをはがすと、すでにじゃがいもが顔を出しています。茎とじゃがいもを目印にどんどん土を掘っていきます。

子:「あったー!!」 「見てみて、大きいよ」 「こんなのがあった!」 「小さいのもある」 「ここにもあったー」と、大小様々な大きさ、形のじゃがいもを見つけ、はしゃぐ子どもたち。

中には、子:「腐ってるー」と残念がる声もありました。

   

持って行ったかごに収まりきれないほど、たくさんのじゃがいもが掘れました。袋に入れて、みんなで保育所に運びます。

運んできたじゃがいもは、新聞紙の上に重ならないように広げ、日陰で乾かしました。

翌日、小さいじゃがいもは保育士が茹で、好みで塩、バター、マヨネーズを付けて食べました。ちょっぴり、特別感で味わいます。残りは給食で出してもらったり、8月の収穫祭で使うようにしました。

こちらは玉ねぎです。昨年の11月に秋の収穫祭でぞう組(年長児)が調理していたのを見て、『自分たちもぞう組になったら、カレーを作って調理したい』という思いから、玉ねぎを育てていました。無事越冬後も順調に育ち、6月7日(水)に収穫しました。茎も倒れて、玉ねぎも大きくなっていました。

茎をそのまま引っ張っては切れてしまうので、球の部分を両手で持ち、左右に揺らしながら抜くようにしました。

   

大人の拳ほどの大きさの玉ねぎが次々に掘れました。

   

掘った玉ねぎは根と茎を切って、ひもで縛ってテラスで干しました。こちらも収穫祭と給食で使います。

子ども達のきづき

・子:「ここにはシカやイノシシは来ないんだね」「山の近くじゃないからかな?」「ここの畑の事、知らないんじゃないの?」「ここの畑の事知ったら、ここまで来るのかな?」と心配しながらも、昨年、獣にじゃがいもを食べられてしまった経験から、今年は無事に収穫できて安心したようでした。

・子:「保育園で今度カレーを作る時に使うから、お家にはお土産で持ってこれなかったの、ごめんね」と収穫した日に保護者に話したそうです。(子どもなりにお土産にできなかった理由を考えたようです)

・子:「玉ねぎは引っ張って抜いちゃダメ。両手で持って揺らして抜くんだに」と、家で畑のお手伝いをする時に、祖父母に話していたという保護者からの話がありました。

事例に対する保育者の思い

・以前使っていた畑は、昨年、シカやイノシシに食べられてしまい収穫ができませんでした。その経験から、子どもなりに心配していたようですが、被害にあうことなく収穫出来てホッとしました。ただ、天候の影響で収穫時期が遅れてしまい、野菜が腐ってしまった物もあり、その事も子どもたちの経験として学んだと思います。

・快く畑を貸して下さった地主さん、また、開拓し畝を作って下さった地域の方に感謝します。以前の場所より近くなったので、子どもたちも野菜の事を気に掛け、畑活動がしやすくなりました。こうして地域の方に協力してもらいながら、畑の活動ができる事に感謝する大切さを子どもたちに伝えながら、今後の活動も行っていきたいと思います。

ねばむらほいくしょ 根羽村保育所

園の形態 普及型
代表者氏名 保育所長 : 松下剛樹
運営法人 根羽村
運営法人代表者名 根羽村長
園の設立日 1970.4.1
認定日 2019.9.13
区分 保育所
住所 〒395‐0701 下伊那郡根羽村149
エリア 南信
お問い合わせ先 TEL : 0265‐49‐2152 
FAX : 0265‐49‐2152 
MAIL : nebahoikusyo1107@mis.janis.or.jp
定員数 未満児 : 人 3歳児 : 人 4歳児 : 人 5歳児 : 人 6歳(学童)以上 : 人
基本開所曜日 月、火、水、木、金、土、日
基本開所時間 7時30分~18時
延長保育の有無 要問合せ
園児募集 要問合せ
保育者募集 要問合せ