2023年6月30日

テーマ：

植物・生物

年　齢：

5歳児

ねらい：

ツマグロヒョウモンの幼虫の成長を身近で知り、大切に育て命について知ろう。

5/8（月）　パンジーの花が咲くプランターっで赤と黒のトゲトゲした幼虫を発見！！

「虫かごに入れて　みんなで飼おうよ！！」と話す子ども達。

1人の子が幼虫を触るとふわふわしていることに気づきました。

図鑑で調べるとツマグロヒョウモンの幼虫であることが分かりました。

すぐに名前を決めることに！！　「かわちゃん」（かわいいから）、「うーちゃん」、「ふわちゃん」など

たくさんの候補の中から多数決で「ふわちゃん」（ふわふわしているから）に決まりました。

5/9（火）　パンジーを虫かごに入れますが、あまり食べません。毎日ふわちゃんに声を掛ける子ども達。

5/10（水）「あれ？ふわちゃん寝てる？」

5/11（木）「サナギになってるー！！」

5/12（金）「キラキラしてるよ！！」

5/15（月）「キラキラが増えてる！！」

・どうしてトゲトゲしている体なのに、フワフワしているんだろう・・・。

・サナギになった”ふわちゃん”に金色のキラキラがついている・・・。どうして？？

キラキラの数が増えてきたなー！！

図鑑に理由が載っておらず、「保育士に調べてほしい」と話す子ども達。

そこでインターネットで調べてみると、理由が分かりました！！

サナギになってキラキラしているのは、枯葉から漏れる光を表現した擬態だったのです。

そしてキラキラの金色だとメス、銀色だとオス、ということが分かりました。

子ども達が自分の目で見て知って、「どうして？」を大切にしていきました。

その都度図鑑を見て、子どもと一緒に悩み発見しました。

図鑑でも分からない時は、保育士がインターネットで調べ、まとめたものを子ども達に

伝えて発見を増やしていきました。

それからというもの、ふわちゃんはサナギからちょうちょになることはありません。

もう少し子ども達と様子を見ていくことになりました。

「どうして？」が「そういうことか！！」につながるように。子どもが納得をして、様々な体験を

する大切さを味わい、命の大切さをツマグロヒョウモンの”ふわちゃん”を通して、

沢山教えてもらいました。これからも新しい発見を大切にしていってほしいと願っています。