2022年1月11日

テーマ：

水／空・天気

年　齢：

０、１歳児

ねらい：

・冬の自然に触れ、親しむ。
・雪の冷たさや感触を味わう。

雪が一気に降ってきて、本格的な信濃町の冬が始まりました。

雪が降るとあんず組の窓から除雪車が通る様子や近所の方が除雪機を使っている様子が見え、子どもたちは釘付けです。窓の前に集まって「すごーい！」と声をあげて大興奮しています。

園庭にも雪が降り積もり、あんず組さんも雪遊びデビューをしました。

スキーウェアを着て、いざ外へ‼

最初は少しおっかなびっくりな子どもたちでしたが、保育士と一緒に年長さんたちが踏み固めてくれた雪の上を歩いてみます。いつも遊んでいた園庭の土の上とは違った感触です。慣れてくると、手で雪を触ってみたりシャベルで雪をすくってみたりと、それぞれのやり方で雪との触れ合いを楽しんでいました。

「つめたーい」と言いながらも、素手で雪を触って遊んでいるたくましい子ども達です。ふわふわの新雪は子どもたちにとって掴みやすいようで、「あ、雪だ！」と興味を持った子どもたちは真っ先に手で掴んでみていました。

0歳児さんたちも初日は真っ白で冷たい雪にびっくりで、泣いてしまう子もいましたが、次の日には慣れて雪の上を歩いたり、座ってみたり、ちょっと手で触ってみたりして遊んでいました。

年少さんたちがソリに乗っている様子を見て、「のりたい！」とソリにも挑戦！保育士が引っ張るソリの上で上手にバランスをとって乗ることができました◎

遊んでいると小さな雪山を発見。

子どもたちも興味を持って、斜面に手と足をつき、「うんしょ、うんしょ」と雪山を登っていきます。登っている途中でずり落ちてしまっても、めげずに何度も挑戦します。雪の上でバランスをとるのが難しく、上手く登れないと思ったら「せんせー、手もってー！」と保育士を呼ぶ姿も。自分たちでどうすればいいのか考えながら登っていました。

1人が保育士と一緒に雪山を登っていると、僕も私もと順番に登っていきます。

何度も登っていると「滑り台！」という声が聞こえてきました。

その声をきっかけに、雪山の上まで登って反対側をおしりで滑る遊びが始まりました。「シュー！」と言いながら元気にお尻で滑っていきます。

ふわふわの雪の時は、ズズッ、ズズッとひっかかりながら滑っていましたが、しばらく経って雪が固くなってくるとつるつると滑りやすく、子どもたちも楽しそうに声をあげて滑っていきます。

遊んでいるうちに雪山が少し崩れて足場ができると、「階段だよ～」と喜んで登る姿も。小さな雪山は、子どもたちにとって自然の滑り台に見えたのですね。

0、1歳児さんにとって雪は新鮮なもので、慣れるまで時間がかかるかなと思っていましたが、わずか二回目の雪遊びで自分から雪と触れ合うことができ、子どもたちのたくましさ、順応力の高さに驚かされました。雪山を見ると「登ってみよう！」などと声をかけてしまいますが、今回は「雪山があるよ」とだけ伝え、子どもたちの様子を見守っていました。すると雪山をいつも遊んでいる滑り台と重ねて、同じように登ったり滑ったりしてみようと挑戦する姿がありました。そのような子どもたちの感じたこと、見つけたことを遊びに活かしていけるようにしていきたいと思いました。

また高い雪山にも挑戦しようとする姿もあり、安全に配慮しつつ、子どもたちが思いっきり雪と関わって遊べるような場所や時間の確保も心がけていきたいと感じました。
まだまだ信濃町の冬は始まったばかりです。子どもたちが色々な形で雪と触れ合っていけるような遊びを考えていきたいです。