2023年4月14日

テーマ：

土／植物・生物／空・天気／人・地域

年　齢：

５歳児

ねらい：

・進んで戸外で遊ぶ。
・自らやりたい遊びを見つけ楽しむ。

雪遊びが楽しかった冬もいよいよ終わり、信濃町にも春がやってきました。

ご入園、ご進級おめでとうございます。

先週入園式を終え、新生活がスタートした子ども達。

クラスには新しいお友達を迎え１９名になりました。

緊張した様子の子も見られましたが、友達と名前を呼びあって遊ぶ姿があったり、自分の好きな遊びを見つけて夢中になって遊びこんだりする姿が見られるようになってきました。

「見て見て！砂に絵が描けるんだよ」と、教えてくれたり、

「今日はあったかいから砂もあったかいんだよ。あったかい砂どうぞ♪」と、感じたことを話してくれたりします。

春になって大好きなブランコもできるようになり、とっても嬉しそうな表情。

「大きくなったから、もうこんなに高くこげるようになったんだよ！」と、得意げな表情でこぐ姿が見られました。

友達と大好きな砂遊びを始めたり、

一人で黙々と穴を掘ったり、それぞれ好きな遊びを見つけて楽しんでいます。

冬にはできなかった大好きな鉄棒。早速練習開始！！

「前回りはできるようになったから、次は逆上がりやる！」と、何回も繰り返し練習する男の子。自分で考えて、コンテナを持ってきて練習してみたり、保育士を呼んで手伝ったりしてもらいながら何度も挑戦していました。

その様子を近くで見ていた友達が「私もやってみる」と言い、鉄棒に挑戦!

最初は怖くてできなかった鉄棒が、この日、なんと前回りができるようになりました。子ども達の意欲、改めてすごいなあと感じました。

さて、園庭の真ん中では年中さんと一緒にリレーを行おうとしている姿が。

「まずはチームを決めるんだよ。」

「このバトンをもらってから走るんだよ。そして、次の人に渡すんだよ。」

と、丁寧に教えてあげている姿がありました。

「じゃあ始めるよ！俺が１０、９、８ってかぞえるから０になったらスタートしてね。」

と、声をかけスタートの合図をしていました。

私の中では「よーいドン！」が当たり前になっていましたが、こんなスタートの方法があったんだなあと、新たな発見に気付かせてもらいました。子ども達から日々、色々なことを教わっています。

何度も何度も繰り返し年中さんとリレーを楽しんでいました。

全力で走る姿が年中さんの頃よりもたくましく感じました。

これからもっともっと過ごしやすい気候になってくると思うので、たくさん戸外で体を動かして色々な遊びを楽しみたいなあと思います。

とっても素敵な発見をしたこちらの子。

「先生、ツクシ見つけたよ！」

と、言って持ってきてくれたのはスギナ…。

「見て見て。皮むいたらつるんってなってる」

と、スギナの様子を教えに来てくれたようです。

本当だ！つるんってなってる。

どこにあったの？と聞くと、

「あっちにあったよ！」

と、場所を教えてくれました。

わあ！本当だ！砂から出てきている。

ちゃんとツクシも出ているのに、なんでスギナを持ってきて「ツクシ」って言ったんだろう・・・

ツクシとは違うけど…あ！もしかして！

「あの絵本に載っていたのと一緒だね！！」と、男の子も大興奮。

そうなんです。

年中の３月にみんなで見た絵本のことを覚えていたようです。

ツクシとスギナは同じ根っこだということを、この絵本を読んで初めて知ったようです。

それでスギナを「ツクシ」って言ったんですね。

納得しました(^^)♪

子どもの発想って本当素敵ですね♪

さて、

つぼみだった桜もいよいよ…

咲きました～！！

子ども達も大喜びです♪

園庭にある桜を見て「あっちと、こっちの桜の色が違うね」と、違いにも気付いていました。

子ども達、これからまたどんな発見をし、どんな気付きをするのかとっても楽しみです。

「先生、そろそろこいのぼり出そうよ」

と、子ども達からの声が。

晴れた日にみんなでこいのぼりを出しました。

０歳～５歳児が園庭で遊ぶ中、こいのぼりが空にのぼりました！！

「わあああああ！」と、子ども達の歓声と拍手が。

小さなお友達も大喜び！指をさしたり、空を見上げたりしてこいのぼりを見つめている姿が印象的でした。

「ねえ、みんなでお花見しようよ！こいのぼりも見ながらさ！」

「いい考えだね！」

しかし、この日はあいにくの黄砂ピーク予報…

子ども達と一緒に悩んだ結果・・・

みんなで廊下で食べることに。

「ここからでも桜とこいのぼりが見れるよ」

「今度は近くで見れるといいね！」

残念ながら楽しみにしていたお花見はできませんでしたが、まだまだ桜は咲いてくれている！次回の機会を楽しみにしている子ども達です。

色々なことを経験してきて、いざ、自分たちが年長さん。

小さい子に優しく接する姿や、遊びを進めていく姿などを見て、成長を感じました。また、これから異年齢で関わる機会を作っていければなあと思います。

そして子ども達の声を聞き、子ども達の発見や気付きを今後も大切にしていきたいです。また、発見や気付きを他の子にも知らせたり、そこからもっと色々なことを深めていけるような環境を用意していきたいです。

また、子ども達の「やりたい！！」意欲を大切にし、一緒に楽しみながら生活していきたいと思います。