2021年9月3日

テーマ：

水／空・天気

年　齢：

3歳児

ねらい：

・様々な技法を使い、色が混ざる様子を楽しむ。
・絵の具やクレヨンに触れ、変化が発見できることを喜ぶ。

暑い夏の日にはプールにたくさん入りました。今年からお兄さん・お姉さんになり以上児クラスになったため、大きいプールに入れるようになり子ども達は大喜び！！！最初は顔に水が掛かるのを嫌がっていた子も、少しずつ慣れていきダイナミックに遊ぶ姿が増えました。忍者に変身したり、ワニ・カエル・カニなどの動物に変身したり、水鉄砲で的を狙うことを楽しんだりと、プールあそびを存分に楽しみました。

そんな中7月に引き続きまだまだ色が混ざるのに興味を持っている子どもたち。クラスで”にじいろのさかな”の絵本を読んだところ「あんなきれいなさかなつくってみたいな」「おさかなさんいろんないろにしたい」という子どもたちの声が聞こえたので早速”にじいろのさかな”を作ってみました。どの技法を使うか悩みましたが保育士が見本で作ったもの（クレヨン、シール、にじみ絵）を子どもたちに見せると”にじみ絵”が1番人気だったので”にじみ絵”という技法で魚作りスタート！ペンを使うのになかなか慣れていなく苦戦している子もいましたが、自分の好きな色を選び描いていました。描き終わったところに水を吹きかけると「わーすごい！きれい！」「いろがまざってくよー」とペンが滲んでいく様子、まざっていく様子を楽しんでいました。

お魚が完成したら、お魚さんが泳げる海もなくちゃいけないということになり、次は海を作ることに。海は7月に氷が溶けて色水になっていくのに興味を示している姿があったので、氷で大きい紙にお絵描きをしてみました。溶けてきた色水が混ざっていく様子を楽しみながら、全員で大きい紙に色をつけながらきれいな海が出来上がりました。

また「おおきいさかなもおよがせたい！」と言う子がいたので、みんなで作ることに。いちごぐみは”くじら”りんごぐみは”さめ”です。今回は”はじき絵”です。まずクレヨンで色をつけました。「かっこよくくろがいいよね」「カラフルにしたいからいろんな色つかおう」と話しながら描いていました。

クレヨンで描き終えたあと「この上から絵の具で塗ったらどうなるかな？」と子どもたちに聞くと「クレヨンで描いたのが消えちゃうよ…」と。実際に塗ってみると「クレヨン消えないじゃん」「すごいね！」とはじき絵にびっくりしていました。

いちごぐみとりんごぐみひはきれいな海とカラフルな魚が泳いでいます。心が癒されますね。

今回いろいろな技法を使って色が混ざる様子を楽しんだり、絵の具に触れることができたので、これからも様々な技法で”色”に触れていきたいと思います。

今回はじき絵を使い海や空も描いてみました。そのとき「白のクレヨンで描いたらどうなるのかな？」と疑問に思った子がいました。周りの子は「白で描いても紙が白だから見えないよ」「さすがに消えちゃうんじゃない」と言っていましたが、その子は「やってみよう」と白いクレヨンで白い紙にぐるぐるぐるーと描いていました。

絵の具を塗る瞬間になると「どうなるんだろう」とドキドキワクワク。青色の絵の具を塗ってみると・・・「白いクレヨンが出てきたー」と大喜び！

普段白い紙にお絵描きするときは使うことがない白いクレヨンですが、はじき絵でやると白いクレヨンが見えるようになることを発見することができました。

今回子どもたちの興味があることからどんどん発展し、あそびも広がることができました。今子どもたちはどんなことに興味を示しているのか何気ない”つぶやき”に耳を傾けながら”あそび”へとつなげていきたいと思います。

また色んな事に挑戦する姿が増えてきたように感じているので「やってみよう」という気持ちを大事にしてどうやったらできるのかを子どもたちと考えながら「やってよかった」「つぎもやってみたい」と思えることを１つでも多くしていきたいです。