2021年8月24日

テーマ：

水

年　齢：

2歳児

ねらい：

・夏ならではの遊びを十分に楽しむ。
・水の冷たさや気持ちよさを感じ、水に親しみを持つ。

今年もついに夏がやってきました。驚きの暑さですが、そんなこと子どもたちはおかまいなし！夏ならではの水遊びに大興奮、元気いっぱいで遊んでいます。

スコップで水をすくったり、スポンジでゴシゴシお風呂ごっこをしたり、水に触れながら楽しんでいます。

袋に水を入れて遊ぶのもお気に入りで、感触を楽しんだり手や足で割ってみたり！「お水遊び楽しいね〜！」という声が色んなところから聞こえてきました。

さてこの袋の中の水、どうやって入れているのか覗いてみると…両手で袋を広げて水の中に入れる子、バケツに袋をセットして入れる子、スコップですくって少しずつ入れる子…なるほど、色んな方法があるんだね！一人ひとり自分で考え、試しながらベストな入れ方を探っているようです。

「あれれ、片手だと水が入りにくい…」

「あっ！両手で持てばいいんだ！」

「やった！大成功！」

自分でやってみて、失敗して、やり方を変えてもう一度挑戦して…この繰り返しが大切なのですね。

初めは玩具を用いて遊ぶ姿がよく見られましたが、遊んでいるうちに”足あと”に気がつき夢中になっていく姿が。「これ僕の足あと！」「これあたしの〜！」

そのうち、手でもペタペタし始めました。「ヨイショ！…できた！」

保育士の足あとを見て「先生のおっきいね！」と言ったり、友だちの足あとを指差し「◯◯くんのほうが小さい！」と大きさを比べることも楽しんでいました。しかし、いくら強くギュ〜ッと押しても手形や足あとはすぐに乾いて消えてしまいます…。「見て見て〜！…あっ、消えちゃったね…。」と切なそうな子どもたち。そこで後日、絵の具と大きな白い紙を用意してみました。

最初は少し控えめにペッタン…上手についた！！

自分の手形がくっきり残ることに喜び、「ぬるぬる〜」「なんかきもち〜！」と絵の具の感触にも面白さを感じる姿が。そして、「楽しいね〜！」と、だんだん大胆になっていきました！

「こんなにつけちゃった！」

「もう両足入れちゃお！」

そうして、どんどん色がついていく大きな紙…もう白いところがないですね！

赤色が大好きな子が、「赤のとこに白入っちゃったら、色変わっちゃったんだけど！？」と、色の変化に気がつく姿もありました。大発見だね！

『水遊び』という遊びの中で、一人ひとりそれぞれ違った遊び方が見られました。ビニール袋一枚手にするだけでも、袋に水を入れて手で揉んで感触を楽しむ子、水を入れた袋をタライに落とし水しぶきを楽しむ子、袋をタライに入れてかき混ぜ袋探しを楽しむ子、水の入った袋の上でジャンプして袋が割れ水が飛び出すのを楽しむ子と、本当に様々でした。

保育士が遊び方を教えなくても子どもたちだけでどんどん遊びを生み出していく姿から、子どもたちにとって必要なのは保育士がすべてを用意した環境ではなく、子どもたち自身で考えながら遊べる環境なのだと改めて感じました。絵の具遊びでは、子どもたちが「まだやりたいな」と思うくらいのほうが、手形や足あとがきれいに残っていて大人からすると出来栄えはいいかもしれません。ですが、今回絵の具遊びを行ってみて、「十分遊んだ！満足！！」と思えるまで夢中になって遊んだ証である一面絵の具だらけの紙のほうが何倍も素敵だと感じました。これからも、子どもたちの「やってみたい」「もっとやりたい」という気持ちを大切にしながら、遊びの中での様々な発見や楽しみを共有していきたいと思います！