水 空・天気 つくる ゆきあそび、もっとも〜っと!!!

2021年2月10日

テーマ:
水/空・天気/つくる
年 齢:
3歳児
ねらい:
・冬の自然に触れ、遊びに取り入れて楽しむ
・寒さに負けず、体を動かして遊ぶ
・保育士や友達と雪遊びを楽しむ

活動内容

少し寒さが和らいできたかな?と感じる信濃町ですが、雪遊びはまだまだ続きそうです。

大きな雪山に向かって、「はやくおそといこう!」と元気な声が聞こえてきます。

スキーウェアを着たりするお仕度は「やって〜」と一緒にやっていましたが、今では「自分でできるよ!」となれたものです。

難しい手袋だって一人でできるんだよ、と自慢げ。かっこいいです!

さて、そんなりんご組の雪遊びを紹介したいと思います。

まずはみんなが夢中になっているそり遊びです。こわくて、雪山に登れずにいた子も「いっしょにすべろう」と声をかけてくれるようになりました。

こんなに高くて、そして急なところから滑るとかなりスピードも出ますが、たくましい子どもたちです。もっと、スリルがあるようにとコブになって、飛べるところを探して、コースを作っています。

「おすよ〜」「いい〜?」「まだぁ〜」と出発前に。「いっしょにいこう」「これやろう」とお友達に声を掛け合う姿も増えてきたと感じます。

二人で滑るのも大好き!ときには、三人で乗っていることも!子どもたちは声を掛け合ってないのに、どちらかが先に乗ってそりをおさえていました。お互いに譲り合いながら相手の様子をよく見ているのだなぁと感じます。

「せんせいみて!こんなとこまできたよ!」とうれしそうです。コンクリートのところまで乗り上げました。誰が遠くにいけたか、お友達と距離比べもしていました。

他にもそり引きではうしろのお友達のそりの紐をもって、なが〜い電車のようにして走っています。引っぱる役は子どもたちもやりながら、順番にやっています。踏ん張って、口も固くぎゅっとして、必死な子どもたちの顔は真剣そのもの。でも驚いたことに、ちゃんとそりが動いていきます。子どもの底知れぬ力ですね。

この日は気温が低く、よく晴れた日でした。この日の気温はなんと、マイナス17度!!!さむ〜い日でした。

木のところにダイヤモンドダストが見えました。「みてみて〜あそこきらきらしてるよ!」と指をさして声をかけると、「どこどこ〜」と子どもたち。「なんにもないよ、まぶしいよ。」とどうして見えないのか子どもたちの目線で見てみると、「本当だ。みえないねぇ」雪の反射で子どもたちの高さでは見えず、抱っこしてみると「ほんとうだ!きれいねぇ」とじーっと見つめていました。

大人と子どもの目線の違いは大きいなぁ、他にはどんな見え方の違いがあるんだろう、と反省する出来事でした。

そしてこんな日は雪の結晶がよく見えます。

絵本を見ながらどんな結晶があるか探しました。「ふわふわゆきだねぇ」と雪をやさしくとって触っています。「このけっしょうがあったよ!」と指をさして、教えてくれる子もいました。

”ぱくっ”とふわふわ雪。確かに雪ってペロッとしてみたくなるかもしれないですね笑どんな味がしたかな?

ダイヤモンドダストつくれるかな?とやってみると、ぶわっと広がる雪が楽しくて何回も何回も、お友達も増えて「せーの!」で手でやったり、シャベルでやってみたり。最後に残る小さな雪がふわっとして光にあたり、きらきらしているところもちゃんと見えました。

他にも、積雪量が多いからこそ、こんなに近くでブルドーザーを見ることができました。「おっき〜」「ぼくものりたい」と憧れの重機に会えてうれしかったようです。

よく雪が固まる日は雪玉をどんどん転がして、大きくして雪だるまを作ったり、大きくなるまで自分で挑戦したりしています。「おぉっと」雪玉の上から落ちそうです。ちゃんと手を前に出して支えていますね!

雪だるまができました。「かおがないよ」と子どもたち。まわりは真っ白で何にもないので、秋に拾ってきたどんぐりや松ぼっくりを使うことになりました。「はなのにんじんがないよ」とどうしてもにんじんにしたい!でも、にんじんを使ってしまったら、みんなの給食少なくなっちゃうんじゃないかな?と話してみると、お野菜大好きな子どもたち「それじゃだめだ」と言って、考えて、”余ったもの”と言おうということになりました。給食の先生に「にんじんあまったのください」と言いに行くことにしました。

にんじんの頭の部分をもらって子どもたちも「はやく(ゆきいだるまのところに)もどらなきゃ!」とうれしそうでした。でもなかなかささらず頭とボタンに。それも素敵ですよね。

保育士と子どもたちで作ったかまくらと新幹線です。シャベルで雪をかけたり、手で雪を固めたりして作りました。ある子は、固い雪ではなく柔らかい雪を、固めている子に持ってきてくれていました。役割分担をしながら作っているところに驚きました。

子ども達のきづき

そりすべりでは、そりで滑っているときに体を後ろに倒して転ばないようにしたり、からだのに反動をつけて、ぐんっと加速させている姿がありました。

何度も繰りかえして乗っていたからか、子どもたちが気づいて体の動かし方を変えていたんだ、と驚きました。

毎日雪遊びをしていたので、雪質の違いにも気づいていました。「きょうのゆきはさらさらだね。」「きょうはガリガリくんみたいなゆきだね。」とアイスに似ていると言う子もいました。たくさん遊んで、食べたくなったのかなぁ。

「なんでちがうんだろうね」と聞いてみると、「う〜ん」と考えていました。子どもたちのつぶやきから、いろいろな学びが広がっていくように共感したり、いっしょに考えていきたいです。

シャベルで穴を堀り大きな固い雪がとれました。「おも〜い」と見せてくれました。

「おも〜い!!!」と重さ比べが始まりました。「ぼくのがおもい」「わたしのがおもい」と自分でとった自慢の雪を持ってきて、「おもいね」と共感しあっていました。

「ここにおおきいのがあるよ。」と三人がかりでとろうとしています。手で削って「よいしょよいしょ」

「とれた〜!!!」いい笑顔です。「これがいちばんおもいよ!」と重さの違いに気づいていました。三人で力を合わせてとったのです。一番重いに決まってますね。

遊びの中でいろいろな気づきをしている子どもたちです。

事例に対する保育者の思い

ある男の子が自分で見つけた氷をなくしてしまうアクシデントに、すぐにかけつけいっしょに探してくれたり、「こっちにあるよ」と場所を教えてくれたり。

遊びの中でお友達同士のつながりも増えてうれしく思います。ときにぶつかり合うときもありますが、自分の思いを言葉にしたり、友達の思いに気づいていけるようゆっくりと関わっていけたらと思います。

五感や体全体を使って遊ぶ子どもたち。転んでも立ち上がる顔に雪がついてもへっちゃら!な、たくましさには驚きます。

外で遊ぶ子どもたちは雪に負けないくらいきらきらしています。そして、雪がとけたり降ったり、気温や天気によって、雪の質、そりのコースの急さなど毎日が違う環境であるため、遊び方もたくさんです。もっと遊びたい、と夢中になれる、思い切り楽しめる環境があることに感謝しながら、これからも楽しんで遊んでいきたいです。保育士もいっしょになっていろいろな発見をしていきたいです。

 

しなのちょうりつかしわばらほいくえん 信濃町立柏原保育園

園の形態 普及型
代表者氏名 園長 : 柳澤 美香
運営法人 信濃町
運営法人代表者名 信濃町長
園の設立日 1963.7.1
認定日 2015.10.13
区分 保育所
住所 〒389-1305 上水内郡信濃町柏原2571-1
エリア 北信
お問い合わせ先 TEL : 026-255-3740 
FAX : 026-255-3740 
MAIL : kasiwa-h@town.shinano.lg.jp
ホームページ https://www.town.shinano.lg.jp/
定員数 未満児 : 30人 3歳児 : 25人 4歳児 : 25人 5歳児 : 25人 6歳(学童)以上 : 0人
基本開所曜日 月,火,水,木,金,土
基本開所時間 7時30分〜19時
延長保育の有無 要問合せ
園児募集 要問合せ
保育者募集 要問合せ