人・地域 つくる 大きいのとったぞー!!

2021年1月29日

テーマ:
人・地域/つくる
年 齢:
5歳児
ねらい:
・友達とイメージを共有し、力を合わせて活動する楽しさを感じる。
・目標を立てたり道具の使い方を工夫したらしながら遊びを進めていく。

活動内容

信濃町ならではの雪の量。毎日体を使って遊んだり、友達と遊びのイメージを共有し進めたりする姿が見られます。

今回は年長さんならではの雪遊びの様子を紹介します!

 

園庭には大きな雪山ができていて、そり滑りを楽しんでいます。

傾斜の違いや、でこぼこのあるコースなど好きなコースを選んで滑って楽しんでいます。

子どもたちが特に楽しみにしていることは、、

「ソリレー」ソリでリレーをすると言う遊び。友達をソリに乗せて引っ張る。乗せてもらった人が次引っ張る番というように、ソリに乗せてリレーをしていくんです。

急ぎすぎて、時折友達をソリから落としてしまう事もありますが、落としてしまったらその場所から戻り友達を乗せて走ります。

 

走る順番はチームの中で決めるのですが、友達を乗せていかなくてはいけないので、順番決めは勝敗にかかっています。

身長の大きさで決めたり、このお友達だったら引っ張れそうということで順番を決めたりさまざまです。

乗っている友達も、落ちないようにソリに捕まったりバランスをとりながら乗ったりと工夫して乗ります。

いつも白熱したリレーになりチーム団結して戦うソリレーは子ども達の中で盛り上がるのです♪

 

他にも、、

年末前から続けている、”雪の家作り”

今年は雪の量が多く保育園の屋根にもたくさん雪が積もり、雪下ろしをしてもらいました。その、雪下ろしをした雪が大きな塊になって遊びに使う子ども達。塊を積み上げていき大きな家を作ろうと始まりました。(3匹のこぶたのお話に出てくるようなレンガのお家のようなのをイメージしてください)

大きさが様々でうまく乗せないと崩れてしまいます。

「同じ高さになってきたね!」

「ここに隙間があるから埋めないと」

何日かいい天気が続き、せっかくの雪の家が崩れてしまいました。

そこで考えたのが、水で固まらせる作戦!!

水をかけて凍らせて、崩れないようにすると言う作戦でやってみました。

水を汲む係と運ぶ係に分かれて作戦実行。

 

みんなで力を合わせて高くまで積み上げることができてきました。

「また崩れちゃってるね、、太陽があったかいってことだね!」

やっぱり温かい太陽の光で崩れてしまいますが、

何度も直す子ども達です。

 

雪下ろしした雪の塊がなくなってしまうと、しみ凍った雪を掘り起こして自ら大きな塊を作ってくるように。考えて、挑戦してみて成功する。年長さんならではの姿だと思いました。

みんなで入れる雪の家の完成が楽しみです!

子ども達のきづき

スコップを使って塊を掘り起こしている時にこんなことを発見!

それは道具の使い方。

一度スコップを雪に刺し

刺し込む場所を変えて掘ると

こんなに大きな塊が!!

「丸く雪を切るようにして掘ると大きい雪の塊が取れるんだよ!」

原理を理解していました。

時に、大きく切り込みを入れすぎて1人では持てないくらいの大きな塊が取れてしまうこともありますが、最後まであきらめず、持てない時には友達の助けを借りながら運んでいきます。

みんなで役割分担しながら作り、完成を目標に頑張って作る年長さんです。

こんな可愛い助っ人もいるんです!

2歳児さんも年長さんの作る家が気になり遊びに来たり、手には雪の塊を持ってくるお友達もいたりするんです。

そしてその小さな塊を、隙間のところに入れてくれ

年長さんの姿をよく見ているんですね♪

出来上がったらみんなで入ってみたいね!

事例に対する保育者の思い

雪一つとっても年齢によっても、遊び方は様々です。未満児さんは、雪ってなんだろう?と言う出会いから触ってみて冷たいことを知り、嫌だとか不快だと感じる子もいるかもしれません。しかし、年齢が上がるにつれ遊び方も広がり、ソリに乗ったり引っ張ったりお尻滑りをしたりするなど体を動かして遊ぶ姿に発展して、楽しいと思える感情になっていきます。さらに学年が上がると、自ら楽しさを追求し試し失敗し成功するを何度も繰り返す経験や、形を変えて表現する面白さ。また雪が溶けて水になる、凍るなどの自然の現象に不思議に思う経験。今回の活動では、今までの遊びの中でスコップを使って遊ぶ経験から、硬い雪にはプラスチックのスコップでは割れてしまうから大きなスコップを使ってみようと経験を活かしています。そして、大きな塊にするためにはスコップの刺し方を変えてみようと試行錯誤しながら行ってみる。成功体験を積み重ね自身に繋がり、他の場面で行き詰まった時には今までの経験してきたことを活かして乗り越えていく。

思考力、判断力、表現力を使いより良い生活を営もうとする姿になっていきます。遊びを通して培い、総合的に発達していく。保育の中で特質を踏まえ、育んでいきたいと思います。

年長さんは残り2ヶ月。友達と様々な活動の中で今までの経験を活かし、安心して就学してほしいなと思います。

しなのちょうりつかしわばらほいくえん 信濃町立柏原保育園

園の形態 普及型
代表者氏名 園長 : 柳澤 美香
運営法人 信濃町
運営法人代表者名 信濃町長
園の設立日 1963.7.1
認定日 2015.10.13
区分 保育所
住所 〒389-1305 上水内郡信濃町柏原2571-1
エリア 北信
お問い合わせ先 TEL : 026-255-3740 
FAX : 026-255-3740 
MAIL : kasiwa-h@town.shinano.lg.jp
ホームページ https://www.town.shinano.lg.jp/
定員数 未満児 : 30人 3歳児 : 25人 4歳児 : 25人 5歳児 : 25人 6歳(学童)以上 : 0人
基本開所曜日 月,火,水,木,金,土
基本開所時間 7時30分〜19時
延長保育の有無 要問合せ
園児募集 要問合せ
保育者募集 要問合せ