空・天気 人・地域 まぶしいね

2021年1月8日

テーマ:
空・天気/人・地域
年 齢:
3歳児
ねらい:
・冬の自然に興味、関心を持つ
・気づいたことを保育士や友達に伝える

活動内容

信濃町は寒波の到来で、真っ白な世界が広がっています。

光が当たってキラキラしている景色、子どもたちの目にはどう映っているのでしょうか。

子どもも大人も雪を見るとなんだかワクワクしてきますよね。

12月から大きな雪山でそりすべりやかまくらを作ったりして思いきり雪遊びを楽しんでいます。

 

雪が積もる前のことですが…

給食中に何だか「まぶしい」「なんかめがいたい」と光を遮ろうとしているお友だちです。

「かおがひかってる!!!」「ぴかぴかしてる!」と不思議そうな子どもたち。ちょうどお友達の顔にスポットライトのように日が当たっていました。

これはどうやら保育園の天窓から降り注ぐ日の光でした。「まぶしいね。」と光が当たらないところに移動して落ち着いて食べました。

またある日のおやつの後の時間です。りんごぐみのドアに貼ってあるりんごの形のセロファン。光を浴びて…

なんと!お友達の顔が緑色に!

「みどりになってる!」「わぁあ」「うちゅうじんみたい!」とクラスで大盛り上がり。

”どうなってるの?”と気になってほっぺをつついたり、のぞきこんだり。

緑色になったお友だち。ぼくは何だか分からないけど、みんなにすごい!と褒められているので、「いひひ」と自慢げです笑

手で触ってみようとしたら、「あっ!きえちゃった。」「どこいった?」と光探し。こうすると光がなくなっちゃうんだね。

春夏秋の季節にはなかった冬ならではの光に気づき、保育園の中に差す光を見つけてはお友だちや保育士に「ひかりあったよ!」教えてくれました。

そして、子どもたちが光に興味を持つ様子もあり、クリスマス前だったのでクリスマスのステンドグラスを作ることに!

保育士が作ってあったステンドグラスを見つけ、「きれいだね!」「これつくりたい!」と期待して製作をしました。

ハサミで切ったり、クラフトパンチで好きな柄をあけ、いろんな色のセロファンをテープでとめていきました。

切った形に合うようなセロファンを選び、パズルのようにどうかな、と選んでみたり…

光に当たるとどんなふうに色が変わるのか、この色はどうかな?と窓にかざしてみたり…

中には「よるにしたい」とイメージを持って暗い色のセロファンを使い、工夫して作っていました。自分のイメージを表現しようとしている姿が見られ、驚きました。

「せんせいぴんくいろ!」と完成したものをメガネみたいにして、のぞいて周りをみているお友だちも。

セロファンのメガネを作って、探検するのも楽しそうですね。さすが子どもたち、色々なアイデアを持っていますよね!

早速出来上がったものを窓に貼ると、「これぼくつくったよ!」と見せ合いっこしていました。

年上児のお友だちも外から見にきてくれました。「私たちもつくってみたい」と作り方を聞いてくれました。

飾ったステンドグラスが光に当たって、とっても綺麗で色とりどりの光が廊下に映りました。

「てにきらきらがいっぱい」と手のかたちを変えて楽しんでいました。

子ども達のきづき

☆ある男の子がこの何気ない光を見つけ、「◯◯みたい」と言っていたのですが、皆さんは何に見えますか?

正解は‥・

「でんしゃ」です。「しゃりょうがたくさんあるんだ」と説明してくれました。もっと光が細かったときは「しんかんせん」。

子どもたちは周りの環境をよく見ていますよね。そして、見たもの、聞いた音など五感で感じ、そこから想像したり、表現しようとしたり…

自然だけでなく、身の周りの環境が子どもたちにとってとても重要なんだなと改めて感じます。

おやつの片付けをするときに、「あっ!!!」

この影、長くておもしろい形ですよね。片付けようと動かすと「あれっ」。形が変わりました。

もっとこうしたら?と色々な方向に動かしたり、置く方向を変えてみると…様々な形に変化することを発見!!!

どんな形になるのか試したくて、「わたしも!」集まる子どもたちで、光が遮られしまいましたが、影が消えたのを見て、ささっと広がる子どもたち。

光が消えたのを見て、自然と光を遮らないようにしていました。

☆ステンドグラスがいつも廊下の違うところに映るのに気づいた子どもたち。

「きょうはどこにあるかな」と光をさがしていました。光のさす時間や天候を意識するのはまだ難しいですが、いつもと違うことにきづいていて、すごいなぁと思いました。

 

事例に対する保育者の思い

日の差す角度、太陽の位置が冬にかけて変化しましたよね。子どもたちにはまだ難しいですが、生活の中でいつもと違う”まぶしさ”に気づき、おもしろくてふしぎなことを保育士や友達と楽しむことができました。

こうしたらどうなるんだろう、こうやったらこんなふうになったよ、と保育士が子どもたちの気づきに共感し、一緒に考えていくことで、興味や関心がより広がっていくのではないかと思います。

大人は当たり前と感じてしまいがちなことも子どもたちはじっと見つめ、色々なことに気づき感じているのだな、と改めて感じました。そして、たとえば冬になると日が短くなる、けれどそれは何でかなと保育士も四季の特徴などをとらえて、子どもたちの発見がより深くなるようにしていきたいなと思います。

子どもたちの五感で感じる素敵な発見を見逃さずにしていきたいです!

しなのちょうりつかしわばらほいくえん 信濃町立柏原保育園

園の形態 普及型
代表者氏名 園長 : 柳澤 美香
運営法人 信濃町
運営法人代表者名 信濃町長
園の設立日 1963.7.1
認定日 2015.10.13
区分 保育所
住所 〒389-1305 上水内郡信濃町柏原2571-1
エリア 北信
お問い合わせ先 TEL : 026-255-3740 
FAX : 026-255-3740 
MAIL : kasiwa-h@town.shinano.lg.jp
ホームページ https://www.town.shinano.lg.jp/
定員数 未満児 : 30人 3歳児 : 25人 4歳児 : 25人 5歳児 : 25人 6歳(学童)以上 : 0人
基本開所曜日 月,火,水,木,金,土
基本開所時間 7時30分〜19時
延長保育の有無 要問合せ
園児募集 要問合せ
保育者募集 要問合せ