2020年10月19日

テーマ：

人・地域

年　齢：

5歳児

ねらい：

・中村地区にある歴史・文化を知り興味を持つ。
・教えてくださる地域の方に親しみを持ち、お話を聞く。

年長児が地域の方に教えてもらいながら地域の中を巡る「物知り探検」毎回とても楽しみに出かけます。

雨降りでしたが、傘をさして張り切って出かけました。

今回は中山堂です。到着すると総代の谷口さんはじめ４人の方が待っていてくださいました。

さっそく十王様について熊谷さんからお話をしていただきました。

人が死んでから、極楽に行けるか、地獄に行くかを閻魔大王様が決めます。

２段目の中央にいるのが閻魔大王様、周りをいろいろな神様が囲んでいらっしゃいます。手前にある四角いものは鏡で生きているときに行われた善悪がすべて映ります。

だから嘘をついても閻魔大王様は全部お見通し！（嘘はつけないですね。）

地獄では鬼や毒蛇がいて、熱湯や熱い鉄を飲まされると聞くと「鬼、怖い・・・。」「地獄は嫌だな。」と言う子もいて子ども達皆神妙な顔になりました。

「おれ、悪いこともやってる。どうしよう・・・。」なんていう声も聞こえてきました。

でも、十王様の中には悪い心や悪事を改めてくれる方もいて、そこで反省し、改めれば極楽に導いてくれることも教えていただき、ちょっぴり安心！

こんな身近なところに十王様がいるなんて、もう悪いことはできないね。と子ども達も保育士も心に止めて帰ってきました。

・嘘をついたり悪いことをすると地獄に行くんだ。

・鬼や毒蛇がいるなんて地獄って怖いところだ。

・僕たちのしていること全部鏡に映って十王様に見られちゃうんだ。

・ごめんなさいしたり、もう悪いことしないようにする。

・子ども達を脅すような言葉かけはいけないけれど、昔からの言い伝えやお話を通して子ども自身が自分のことを考える機会になったと思う。

・地域の方が分かりやすくお話してくださったので、子ども達も緊張しながらもしっかり聞き考えることができたように思う。

このような機会はこれからも大切に続けていきたいと思う。