2020年12月15日

テーマ：

植物・生物／人・地域／つくる

年　齢：

全園児

ねらい：

身近な草花に親しみ、自分で考え工夫しながらフラワーアレンジメントを楽しむ。

近所の農家の方から「出荷用の花が余っているけれど、園で使いませんか？」とお誘いの言葉をいただき、全学年でフラワーアレンジメントを楽しむことにしました。

使う容器は牛乳パック。お家の方に協力していただき、かわいくシールで飾ってきてくれたパックもありました。

また、フラワーアレンジメントに使う緑の草もお家の庭から採ってきてくれました。

一番小さい0・1歳児クラスの子たちも、手伝ってもらいながらお花を生けていきます。

オアシスにプスプスさしています。

「・・・！！」

小さな手で大切そうにお花を持ち、目をキラキラさせながら楽しんでいました。

「できたよ～！」

２歳児あひるぐみさんも楽しみました。

「ここに刺そうかな？」

自分で考えながら生けていきます。

「みてみて！できたよ！」

３歳年少さんたちも自分たちで一生懸命考えながら生けていました。

「ここかな？」

「こっちかな？」

「ここに刺そ～！」

完成したフラワーアレンジメントニッコニコのみんなでした。

「できた～！！」

「いえ～い！！」

４歳年中さんははさみでお花をカットしながら作りました。

「なかなか切れないよ～」

「このお花かわいい～！」

「どうやって刺そうかな～？」

自分たちで考え悩みながら作ったフラワーアレンジメントは世界でたった一つの大切な宝物です。

「きれいにできたよ！！」

５歳児年長さんはしっかり説明を聞いて始めました。

「ああやって刺せばいいんだね。」

「・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

皆集中して無言で黙々と楽しんでいました。

「できた～！！」

完成品を前にみんな満足そうな笑顔を見せてくれました。

「はさみで茎を斜めに切ると刺しやすいよ！」

年長児ははさみでの切り方も工夫し、どうやったらオアシスにうまく刺せるかを考えていました。

「いっぱい刺そう！」

隙間なく刺すときれいに見えることに気付き自分で考えながら生けていました。

初めにフラワーアレンジメントと聞いたとき「小さな子どもには少し難しいのではないかな？」というイメージを持ちました。

ところが実際にやってみると、どんなに小さな子でもその子なりに楽しむことができ、見守っていた私たち保育士も温かい気持ちになれました。

自然物と触れることで、保育士が何も言わなくても大切に扱える子どもたちの心の優しさ、自分で考えて作り上げる力や、感性の豊かさに驚かされました。

お家の方にも、牛乳パックや草を持ってきていただくなどの協力をして頂き、本当にありがたかったです。

連絡ノートで『お家に持って帰ったフラワーアレンジメントを食卓に飾るとお部屋が明るくなり、会話も弾みました。』とうれしい感想も頂きました。

どの子も楽しめ、とても素敵な活動となったフラワーアレンジメントでした。