2019年12月27日

テーマ：

人・地域／食／つくる

年　齢：

３・４・５歳児

ねらい：

・地域の人々と交流し、親しみを持つ。
・季節の行事に参加し、興味や関心を持つ。

早いもので、今年もあと数日になってしまいました。

１２月のこの時期、毎年園庭には雪が積もり、雪遊びを楽しんでいる信濃町の子どもたち。しかし！！今年は１２月になっても雨降りの日が多くなかなか雪遊びができず、「早く雪だるま作りたいなぁ〜」と雪を心待ちにしています。

そんな例年よりも暖かい信濃町ですが、朝晩の冷え込みは厳しく、園庭の隅では霜柱を発見して「氷あったよ！」「シャリシャリしてる！」と踏んでみたり、うっすら雪が積もった時には大喜びで雪合戦をしたりと、冬の訪れを感じています。

これからがまだまだ冬本番！どんな遊びや発見があるか楽しみです。

そんな１２月の子どもたちのお楽しみといえば・・・

そう、クリスマスです！！

１２月の初めに地域の方の集まり、くろひめ学級に招待していただき、おじいちゃん・あばあちゃん達と触れ合ったり歌を歌ったりしてきました。そこで最後に登場したのが・・・サンタクロース！

「サンタさんだぁ！」と大興奮の子どもたち。

「ほんとのサンタさんだよね？」「おひげがまだ短いね、なんで？」「トナカイはどこにいるの？」「サンタさんは何歳？」子どもたちからの質問が止まりませんでした。クリスマスよりちょっぴり早く来てくれたサンタさん、「あわてんぼうのサンタクロースだね。」と嬉しそうな子どもたちでした。

その日のおやつはサンタさんからのプレゼントのケーキ‼︎

それからクリスマスへの関心が高まった子どもたち。クリスマスにまたサンタさんが来てくれるようにと各クラスでクリスマスの準備が始まりました。

サンタさんやトナカイを作ったり、クリスマスツリーやリースを作ったり、クリスマスの由来を調べてみたりと、準備や遊びに大盛り上がりでした。

そして迎えたクリスマス会当日‼︎

朝から雪が降り、「サンタさん北の国から雪と一緒に来るかなぁ？」と嬉しそうに雪を眺めたり、遊んだりした子どもたち。

その後にいつもと違って薄暗いリズム室にワクワクしながら集まりました。

年長さんがキャンドルサービスをしてくれました。年中、年少のお友だちも火をじーっと静かに見つめます。

そして「何でクリスマスをお祝いするの？」「キャンドルサービスはどうしてするの？」という疑問を持った年長さんが、絵本を見て、ペープサートを作り、劇にして教えてくれました。

みんなお待ちかねの、“クリスマス椅子取りゲーム”。クリスマスソングに合わせて歩きます。楽しく歌いながらもよーくピアノの音を聞いていて、音が止まるとサッと座る速さに驚きました！

優勝したお友だちにインタビュー。年中さんの男の子でした。

2回戦目はなんと、年少の男の子。緊張しながらもみんなの前でインタビューに答えてくれました。

みんなで楽しくクリスマスソングを、歌っていると…

そっとドアが開き…

「メリークリスマス」とサンタさんがやってきました。大喜びでプレゼントをもらい、大満足のクリスマス会になりました。

クリスマスムードの子どもたちは、いろいろなクリスマスソングを歌って楽しんでいます。

3歳児の子どもたちの好きなのは、”あわてんぼうのサンタクロース”。くろひめ学級でサンタさんをみて、「クリスマスより少し早めに来たからあわてんぼうのサンタクロースだね！」という声が上がったところから歌い始めました。

歌いながらも歌詞をイメージしている子どもたち。

「タンバリン鳴らして消えた〜♪ってどこに消えたんだろうねぇ？」、「どうやって消えるのかな？」と不思議そうに考えていました。それぞれに、「きっと北の国に帰ったんじゃない？」「空の向こうの方に行ったんだよ。」「消えるなんておばけみたい〜！」などと歌のワンフレーズから想像が広がりました。

そして、この歌に出てくる”リンリン”　”ドンドン”　”シャラランラン”　などの擬音語にも興味を持った子どもたち。「これは鈴の音なのかな?」「これはタンバリン?」「たいこ？」と楽器に当てはめて考えていました。

そこから広がった楽器遊び。

もっといろいろな楽器を鳴らしてみたいなと言いながら楽しんでいます。

サンタさんが保育園を分かるようにしたいね！と折り紙でサンタさんを作りました。

「白いおひげも付けなきゃね！」　「帽子の先にも白いフワフワが付いてたよ！」とサンタさんを思い出して作りました。

「でも・・・サンタさん、トナカイがいないと保育園まで来れないんじゃない？」という声が上がりトナカイも作りも！「これでクリスマスは大丈夫!」と準備万端でクリスマスを待ちました。

クリスマス会に行く前・・・「ねぇ、保育園にえんとつないよ?どうやって入ってくるのかなぁ?」「ドアから入って来るのかなぁ?」「ここの鍵開けておこうよ！」と一生懸命に考える子どもたち、かわいらしかったです。

クリスマスというひとつの行事を通して、子どもたちのイメージがいろいろな方向に広がりました。一曲の歌からもたくさんの子どもたちのつぶやきが出てきました。そこから楽器、制作、想像の世界・・・と興味や活動も広がり、子どもたちの発想や想像力の豊かさに驚きました。

子どもたちの声を聞き、保育に取り入れたり、友だちとも共有していけたらなと思います。