2019年12月21日

テーマ：

人・地域／つくる

年　齢：

3歳～５歳

ねらい：

・地域に伝わるお正月飾りのいわれを知り、関心を持つ。
・地域のかたに教えてもらい興味を持って作ってみる。
・お年寄りや小学生と世代を超えて交流を図り親しみを持つ。

霜月まつりも終わり、新年の準備です。今年も地域の方がお正月飾りの「おやす」作りを教えに来てくださいました。保育園に飾るしめ縄も作って持ってきてくれました。よい年が迎えられそうです。

仲井さん、熊谷さん、前島さんの三名です。よろしくお願いします。

「おやす」とはお正月に神様へお供えするものを入れる食器です。わらで編んで筒状にしたものの中に昔はお餅など入れていました。今は玄関や神棚に飾っています。今年も上村小学校一.二年と一緒に教えていただきます。

はじめはよくわからなかった子ども達ですが、丁寧に教えていただき少しずつコツがわかってきました。そうなると小学生や年長さんはどんどんできるようになり、いくつも作れるようになりました。

年中さんは手を取って教えてもらいました。しっかり手元をみて覚えようとしています。

年少さんもわらを持って自分なりに縛ろうとしています。

できました。一つ作るごとに、編み目もきれいになってきました。
できあがったものはお家へ持ち帰り飾ります。

お礼を込めて一緒に給食を食べていっていただきました。大勢だとおいしいね。

最後にしめ縄と一緒に記念写真。今年も無事に終わりそうです。来年もみんなが元気に過ごせますように。また、遊びに来てくださいね。

昨年も作った覚えがある子どももいましたが、一年に一度しか作る場面がないので作り方は忘れてしまいました。おじいさんたちはすごいな、覚えてるんだね。
出来上がっていく過程をみてどんどんわらが増えていくことが面白いと感じたようです。これが食器だなんて不思議だな。でも地域特有の「おやす」を知ることができました。年少さんはわらが面白いようで投げて遊ぶ姿もありましたが、何の変哲もないわらで遊ぶことを自分たちで見つけました。わらって何からできるかも知ることができました。

毎年こうやって保育園に足を運んでくださりありがたいです。最近では「おやす」は年末になると地元のスーパーで売っています。しかし飯田下伊那の特色あるお正月飾りも、こうやって教えていただかないと作れる人が少なくなってしまいます。文化や伝統をこれからも自分たちで守っていくという気持ちのきっかけになってくれると嬉しいです。また様々な世代との交流もでき、あたたかな気持ちになれるひと時でした。