人・地域 食 今日の給食から〜一茶俳句献立4日目・5日目〜

2019年11月27日

テーマ:
人・地域/食
年 齢:
全クラス
ねらい:
給食を通して地域の文化に触れ、親しむ。

活動内容

今月の給食は、信濃町出身の小林一茶の命日に開催される一茶忌俳句大会にちなみ、一茶俳句献立月間として小林一茶の俳句に関する給食を提供してきました。

今日で最終日の5日目。

これまでの俳句献立は

「やせがえる 負けるな一茶 これにあり」の句から、「まけるな!かえるパン」

「へし折りし すすきのはしも 祭りかな」の句から、「お祭り天ぷら」「お祭りおでん」

「猫の子が ちょいとおさえる 落ち葉かな」の句から、「猫の子がちょいとおさえたハンバーグ」

を提供してきました。

俳句は子ども達にも馴染みのある一茶かるたの中から選びました。

上の3句の献立の様子はそれぞれ野尻保育園、古間保育園、富士里保育園のページで紹介させていただいていますので、よろしかったらご覧ください。

今日は2句、4日目と5日目の俳句献立を合わせて紹介させていただきます。

4日目の俳句献立は

この句にちなんだ「名月おにぎり」です。

この時期旬のおいしい食べ物を月に見立て、おにぎりに加えてみました。

月に見立てたのはさつま芋!どうでしょうか、月に見えますでしょうか。

さつま芋は、古間保育園の子ども達が地域の方々と一緒に育てたものをおすそ分けしていただきました。

栽培するとどうしてもできる細い小さなさつま芋、これがこのメニューにはぴったり!

かわいらしいおにぎりに仕上がりました。

「これが月でしょ」

「おいしいよ」

みんな大きな口で頬張りながら感想を教えてくれました。

年長さんの中には、今日はどのかるたの給食か分かるかな?と聞くだけで、

「名月をとってくれろと泣く子かな、でしょ」

とスラスラと答えてくれる子もいて驚きました。

どうして知ってるの?と聞くと、黒板を指差し

「あそこに貼ってあるから」

と教えてくれました。

ちゃんと見て、覚えてくれているんですね。

子ども達の力はすごいと改めて感じました。

給食室からお月様のおかわりサービスがありました。

食べ終えた子が次々におかわり!

写真にはありませんが、3歳児さんではお月様のおかわりにみんなで集合!3・4個おかわりした子もいました。

古間保育園のみんなが育てたお芋はとっても甘くてしっとり、おいしかったです。

 

次に5日目、

そろそろそんな時期になりました。

子どもはワクワク、大人はドキドキ、もうすぐ降るでしょうか

「うまそうなゆきやふうわりふうわりと!でしょ」

この句の絵を出すと、「これ好き!」と言ってくれる子も多いメニュー、

「ふうわりあわ雪ムース」です。

雪に見立てたヨーグルトのムースにいちごソースをかけました。

「ふわふわだよ」

「みて!雪みたいだよ!」

「ぽわぽわでおいしいー!」

「混ぜるとトロトロになったよ」

おいしい!と好評で、みんな食べ終わるのがとっても早かったです。

写真を撮ってまわっている間に、あっという間に食べ終えてしまった子も多く、写真を撮れなかった子も・・・すみません。

未満児さんも、

「いちご、あまいね」

といちごのソースから食べてみたり、

大事そうにしっかりと手に抱えて、

みんなパクパクとよく食べてくれていました。

離乳期のお子さんにはヨーグルト。

よく食べてくれたことが可愛らしいお口からも分かります。

ムースに使っているヨーグルトも、この離乳期のお子さんが食べているヨーグルトも、

信濃町に牧場がある黒姫高原牧場さんのふわふわヨーグルトを使用しています。

濃厚で酸味も少なく、おいしいです。

 

 

子ども達のきづき

「今日のかるたはなんでしょう?」

「うまそうなゆきやふうわりふうわりと、でしょ」

いつも栄養士がやっていることを子ども達同士で。

一茶俳句献立はこれで3年目になりますが、年長さんになると覚えてくれている子もだいぶ増えてきました。

学校に通っているお兄ちゃん、お姉ちゃんが一茶かるたを持っていて、家でやっているから知ってるよという子や、

お姉ちゃんが学校で作った俳句を紹介してくれた子もいました。

事例に対する保育者の思い

俳句や歴史などの文化は、子ども達自身で気づいて学んでいくことは難しいことですが、

遊びや給食を通して子ども達が自然と触れられて、楽しい記憶に残るきっかけづくりができたら良いなと思っています。

これからまたお正月遊びとしてかるた遊びがひろがったり、毎年一茶記念館の学芸員さんから一茶かるたを教えていただく機会もあり、子ども達の興味や関心がひろがっていってもらえたら嬉しいなと思います。

今年度の一茶俳句献立はこれで終わりになりますが、3月には野尻湖献立を予定しています。

またご紹介させていただきます。

しなのちょうりつかしわばらほいくえん 信濃町立柏原保育園

園の形態 普及型
代表者氏名 園長 : 柳澤 美香
運営法人 信濃町
運営法人代表者名 信濃町長
園の設立日 1963.7.1
認定日 2015.10.13
区分 保育所
住所 〒389-1305 上水内郡信濃町柏原2571-1
エリア 北信
お問い合わせ先 TEL : 026-255-3740 
FAX : 026-255-3740 
MAIL : kasiwa-h@town.shinano.lg.jp
ホームページ https://www.town.shinano.lg.jp/
定員数 未満児 : 30人 3歳児 : 25人 4歳児 : 25人 5歳児 : 25人 6歳(学童)以上 : 0人
基本開所曜日 月,火,水,木,金,土
基本開所時間 7時30分〜19時
延長保育の有無 要問合せ
園児募集 要問合せ
保育者募集 要問合せ