2019年10月4日

テーマ：

土／植物・生物／水／空・天気／人・地域

年　齢：

3・４・５歳児

ねらい：

・秋の自然に触れ友だちや保育士と楽しく遊ぶ。
・野尻湖の美しさを肌で感じる。

明日から10月という爽やかな秋晴れの日。3・4・5歳児みんなで野尻湖へ遠足へ出かけました。

前の週から「月曜日は晴れますよーに」と遠足を楽しみにしていた子どもたち。心配なのは天気です。「てるてる坊主を作ればいいんだよ」「天気予報見てみる！」「曇りでも大丈夫？？」と天気には敏感です。

そして当日…もう10月になるというのに日向では日差しで汗ばむほど、気持ちよく晴れてくれました。

楽しみな子どもたちはいつもよりも素早く支度を済ませて、出発にたっぷり余裕を持って準備OK‼︎外でバスの到着を待ちました。待っている間もバスが楽しみで「おおがたばす〜にのってます〜」と”ばすごっこ”の歌を歌っている子ども達。すると…「わぁーーーーっ‼︎」「おーーーい‼︎」「バスだぁーーー‼︎」バスの姿が見えて大興奮。思わず駆け寄ります。

いざ、バスへ。「僕の背と同じくらいタイヤが大きいよ！」と、ビックリするお友だちも。

バスの中ではウキウキ、遠足が嬉しくて会話も弾みます。

バスは野尻湖近くの野尻保育園へ到着。野尻保育園のお友達や先生に「行ってきます」と挨拶をして野尻湖まで歩きます。

野尻湖の湖畔に着くとなんと、遊覧船が出発するところでした。さすが信濃町の子どもたち、「この遊覧船はあの島まで行くんだよ。」とよく知っていて教えてくれます。お客さんに「行ってらっしゃい〜」と手を振ってお見送りをしました。

湖畔の広場に到着。秋の自然と野尻湖に囲まれながら、ゆっくりと遊びました。

葉っぱや木の実、小石や木の枝などを、使ってレストランごっこが始まりました。

「僕はお寿司屋さん！」と葉っぱに落ちていた花びらを巻いて・・・「白い花だからイカのお寿司だよ」

くるくる巻いた葉っぱが取れないようにするにはどうしたらいいか一生懸命に考え・・・枝をさしました。「イカのお寿司の出来上がり！！」

その後、「見て、こんなロープを見つけたよ。」と落ちていたロープを持ってきて何をするのかなと見ていると…

「頭に巻きたいんだよ、こうやって。」と一生懸命に頭に巻こうとしています。どうして頭に巻きたいのか聞いてみると、「だって、お寿司屋さんって頭にこういうの巻いてるよ‼︎」とねじりはちまきを連想していたようです。

どんどん木の実やお花なども集まってこんなに美味しそうなお料理の並ぶレストランになりました。

こちらでは、トンボを見つけてそーっと近寄ります。他にもバッタやコオロギを見つけて追いかけたり捕まえたりするお友だちもいました。セミの抜け殻も見つけて大喜び！！

「おさかなさ〜ん」「おさかなさ〜ん」と大きな声が聞こえて着たので行ってみると、水の中を覗き込む子が・・・綺麗な湖水なので底が見えました。魚が来てくれるようにと一生懸命に呼ぶ子ども達がかわいらしかったです。

目の前に広がる大きな湖を見て、「広いねぇ！」「あっ、遊覧船が帰ってきたよ！」と会話も聞こえてきたりと、湖畔でのんびり遊びました。

そして、待ちに待ったお昼の時間。

湖を見ながらのお弁当は格別に美味しかったようで、「見てみて！」と保育士や友だちに嬉しそうに見せてくれました。

野尻湖に向かうバスの中でこんな会話が聞こえてきました。

「わぁ、暗くなった」木々の生い茂る林を通ると日陰になりバスの中は薄暗くなります。「なんか怖いね。。。」「暗い道を通ってどこに行くんだろう…」「おばけのいるところだったらどうしよう。。。」と不安そうに話しています。子どもたちの表情はこわばっています。

少し行くと…

「明るくなってきた！」「良かったねぇ」ぱっと表情の明るくなる子どもたち。可愛くて微笑ましくなりました。

日向と日陰、光と陰を感じていたようです。

野尻湖の広場でトンボを見つけた時のこと…

「トンボだー‼︎」と勢いよくトンボに近寄ります。すると、パッと飛び立ってしまうトンボ。

どうやったら捕まえられるのかなぁ？？とみんなで考えそーっと近寄ってみることにしたようです。「そーっと、そーーーっと…」「わぁ〜〜〜」急に飛び立つトンボにビックリ‼︎

そーっと近づいては急に飛び立つトンボにだんだん面白くなり、何度もどこまで近づいたら飛び立つのか試していました。

こちらでは、何か拾ったものをお土産にしようと、ビニール袋を持っています。そのうちに走り始め…

「風船ができたよ！」

しかし、走るのを止めると縮むビニール袋。「走ると風船になるんだね！」と風を感じていました。

信濃町の野尻湖。自分たちの住んでいる野尻湖のことを良く知っている子もたくさんいました。「ここはね、ナウマンゾウがいたんだよ。」と教えてくれたのは、さすが年長さん。遊覧船を見ているときにも「あんまり近づくと水に落ちちゃうよ！野尻湖は深いんだよ〜」と年少さんに教えてくれる年長さん。

近くにあるところや地域を大切に、誇りにして欲しいなと思います。