2019年2月14日

テーマ：

空・天気／食

年　齢：

３〜５歳児の活動と未満児の食事の様子

ねらい：

日々の雪遊びの経験を生かし、雪の中で楽しみながら体を動かす。

今シーズンは暖冬との予測もあり、冬の始めごろには、今年はどのくらい雪遊びができるかなあ。と少し心配もされたところでしたが、

年明けから徐々に信濃町らしい風景になっていき、今では園庭も、、、

こんなに立派な雪山ができるようになりました！

肥料袋を使って雪山滑りを楽しんでいるのですが、新雪が降り積もった日には腰まで埋もれながら雪山登山さながらに登る子どもたちの姿にたくましさを感じます。

今日はこの雪山を使って毎年恒例の「◯◯◯探し」を楽しみました。

雪の中から宝探しをするのですが、ただ探すだけではないんです！

宝に辿りつくまでには年齢に応じた試練があります。

まず年長さんは、

雪山の周りをぐるっと２周！

それに続いて年中さんも１周！

そして雪山を、

登る！

年少さんは雪山を登って頂上でお楽しみの◯◯◯を探したのですが、

年長さんと年中さんは更に、

登って、

下りて、

ここでやっと◯◯◯探し！

この緑色の支柱は、ブランコの支柱です。ここまで雪が積もっているんです！

そして見つけた◯◯◯を抱えて、

またひと山越えてゴールです！

一生懸命山を越える間に「ぼくの◯◯◯どこかにいっちゃった・・・」

という子も何人かいましたが、無事雪山の中から発見し、大事そうに抱えて山を下りていました。

子ども達が頑張って探していた◯◯◯とは・・・

そう！みかんです！

体を動かして頑張って探したみかんを、雪を眺めながら食べるのは格別！

「おいしーい！」

「先生も食べる？」

「甘くて冷たくておいしい！」

いつもの雪遊びと、いつも食べているみかんがより楽しく、おいしく感じられた時間でした。

雪遊びには慣れている子ども達ですが、今日の走ったり、登ったりはやはり、、、

「疲れたー！」

「すっごい疲れたー！！！！」

「雪山２周もしたんだよ！」

降り積もった雪の中は歩くだけでも足の力とバランス感覚が必要ですが、その中を走った子ども達はさすがです！

疲れも見せてはいましたが、良い達成感とおいしいみかんの両方を味わうことができたようです。

そんなみかん探しで体を動かした後は、お楽しみの給食です。

今日のメニューは、

豚肉の米粉唐揚げカレー風味

キャベツの梅和え

豆腐のみそ汁

デコポン

です。

豚の薄切り肉をしょうゆなどの調味料、カレー粉に、肉をやわらかくするためにりんごのすりおろしを加えたものに漬け込んで、米粉の衣をつけて揚げています。

豚肉はどうしても固くなりやすく、揚げすぎるとスナック菓子のようにもなってしまうので、より食べやすくなるように毎年肉の切り方を変えるなど試行錯誤しているメニューなのですが、、、今日はどうかな。

未満児さんもぺろりと食べてくれている子もたくさんいました。

写真を撮っていると、

「こんなに食べられるよ！」

「お箸も持てるよ！」

とみんな春から成長した姿を見せてくれた２歳児さん。

大きなお口でぱくっ！もぐもぐ食べるのもみんなとても上手になりました。

2歳児さんは午前中お部屋でみかん探しをしたそうです。それも楽しそうですね。

今日はたまたま昼間の活動のみかん、昼食のデザートがデコポンと似た柑橘類がかぶっていたのですが、これは逆にチャンス！と思い、昨日幼児クラスで、これなーんだ？と両方持っていき、クイズをしました。

クイズを子ども達に楽しんでもらおうと思い、あえてデコポンの頭のデコッとした部分を手で隠して持っていきました。

すると、

「みかんと・・・・」

「ゆず？」

「違うよ、ゆずは黄色だよ」

「ぽんかんだ！」

とみんなよく考えて答えてくれました。

そこで、隠していた凸の部分を出すと、

「これ、なんだっけ・・・」

「デコポン？」

と年長さん、年中さんの中には知っている子も数名おり、答えてくれました。

デコポンは今シーズン初めての登場だったので、少し難しかったですね。

はじめに子ども達が答えてくれたゆずやぽんかんは、以前に子ども達に紹介したことのある果物でした。

日々の食材紹介を子ども達がきちんと覚えてくれていて、興味を持ちながら給食を食べてくれているのだなあと嬉しくなりました。

冬は大人も子どもも室内に篭もりがちですが、雪を通じて外で遊んだり、

大人は雪かきが本当に大変ですが、体を動かす機会にもなっているのかもしれません。

雪国ならではの冬の遊びも自然や四季があってこその貴重な体験だと感じています。

たくさん遊んだ後に子ども達がわくわく！楽しく！おいしく！食べられる給食作りをこれからも目指していきたいと思います。