2018年12月7日

テーマ：

人・地域／食／つくる

年　齢：

1〜5歳児

ねらい：

・昔ながらの伝統行事に触れ友達と一緒に楽しむ。
・もち米からお餅になっていく過程を見たり自分たちでもついたりして出来上ったお餅を味わう。

カレンダーも残り１枚となりましたね。今年の信濃町の雪の訪れはもう少し先のようです。

12月6日は待ちに待ったおもちつき会。エプロン、三角巾、マスクを身につけて準備完了！

保育園では臼と杵を使っておもちつきをします。家庭ではなかなか使われなくなってきた臼と杵。保育園では貴重な体験ができます。

ここで栄養士からお餅クイズ！

「お餅に使われるお米はどっちだ⁇」

問題を出されると「白い方だよね！」と答える子ども達。前日にも各クラスに栄養士がもち米とうるち米を持って見せてくれていたのをよく覚えていたようです。

さぁ、いよいよお餅をついていきます。

ここは保育士の頑張りどころ！お米の粒を潰していきます。かなり力を入れていかないといけません。

潰している間子ども達からは

「がんばれ！」「がんばれ！」の声援が。

だんだんと粒もなくなりいよいよついていきます。

「よいしょー！」「よいしょー！」

子ども達も杵を持っている真似をしながら保育士の動きに合わせてつく真似をしながら掛け声をかける姿も。

そして、お餅をついていると

ぺた、ぺた、と音が変わってきます。

ここからが子ども達の出番！

さまざまな杵の大きさから選んでついていきます。

年少さんは1番小さい杵で。

初めてつく子が多い年少さん。可愛くぺったん、ぺったん。

年中さんは少し大きな杵で。

少し大きな杵で重みを感じながらお餅をついていました。

年長さんはもう少し大きな杵で。

2年経験していることもあり、持ち方や振り下ろし方など様になっている子が多く、またついた時の音もいい音をさせながらついていました。

柏原保育園のおもちつき会の様子を撮りに来た役場の方にもちょっとお手伝いしてもらいました。

杵を持って、、

あれ？

みんなで一斉に「小さすぎ！」とのツッコミが！

気を取り直して1番大きな杵で

「よいしょー！」「よいしょー！」

男の人のつく音の力強さに子ども達は

「すごーい！」「がんばれー」関心していました。

みんなで力を合わせてついたお餅。出来上がりを見て、

「わぁ〜美味しそう！」「早く食べた〜い」

お餅の味は、きな粉、ごま、あんこの三色餅。

きな粉とごまは自分たちで味付けをします。

食べやすい大きさにちぎってくれたお餅にお箸でコロコロ転がして味付け♪

「いっぱいつけよー！」

好きな味はたくさん味付けをしていました。

「いただきま〜す」

お餅をついたり味付けしたり、お餅の味は聞かなくても子ども達からの表情でわかりますね♪

お餅をつく前に炊きたてのもち米を味見してみました。

匂いや噛んだ感触など感じながら味見する子ども達。

「いい匂〜い」

「噛んでると口の中でお餅みたいになる！」

それぞれいろんな声が聞こえてきました。

一口サイズの大きさで配っていったもち米を一気に口に入れる子や

少しずつ口に入れていく子。

子ども達によってもち米を味見の仕方も様々でした。

食べている時のこと、、

「いただきます！」と真っ先にお餅にかぶりつき、

のび〜る

まだのび〜る

こんなに伸びてしまいました！

今、お餅を買ったり家で作っても機械で作ったりする家庭が多いかと思います。昔ながらの作り方でお餅をつく経験が減ってきている中で、保育園で臼と杵でつく経験ができることは子ども達にとってもいい経験ですよね。

また、自分たちでもお餅をついたり味付けをしたりする事でお餅の味もより一層美味しさが増していたような気がします。

こういった昔ながらの伝統行事を子ども達と一緒に経験することの大切さを改めて感じ、またより豊かな体験になるよう今後も続けていきたいと思いました。