2017年12月6日

テーマ：

人・地域／食／つくる

年　齢：

2歳児（全年齢児）

ねらい：

・異年齢の友達など、様々な友達と関わり、思いやりや親しみを持つ。
・保育士等と一緒にごっこ遊びなどをする中で、言葉のやりとりを楽しむ。
・好きな玩具に興味を持って関わり、様々な遊びを楽しむ。

朝、年長さんから「お寿司屋さんやりまーす！来てください！」「たこ焼きもありますよ！」と、元気なお誘いがありまして・・・

それを聞いた2歳児さんはすぐにお出かけの準備にとりかかりました。

お店といえば、やっぱりバッグが必需品なんですね。しかも何やら色々とバッグの中におもちゃも入れて・・・（笑）自分のお気に入りのバッグを持って〜靴をはいて〜出発！

リズム室はすでにお客さんがいっぱい！

「いらっしゃいませー！」「こちらでお金を払ってください！」と元気な年長さんの声が♪

2歳児さんも積極的にお店に向かっていき、案内され、席に着いていました。

ここのお寿司屋さん、一見椅子がたくさん置いてあってたくさんのお客さんが入れそうに見えますが、この椅子は座る為に用意された椅子ではないんです。

よーく見ていると・・・

椅子をレーンに見立ててちゃんとお寿司が回ってくるんです！！

すごい発想ですよね。◯っぱ寿司の新幹線をイメージしたようです。生活経験を遊びに取り入れ、リアルさを追求していました。さすが年長さんです。

注文するとレーンの上を新幹線に見立てたお皿が回ってきて、ちゃんとテーブルの上に届けてもらえます。

チームワークが素晴らしかったですよ♪

これには他のクラスの子たちも大喜びで、「僕もやりたい！」という声も上がり、順番に回転寿司ごっこを楽しんでいました。

ちゃんとお客さんの見えない所にネタが置いてあって、足りない分はせっせこ大急ぎで作っていました。

色合いも形もとっても美味しそう〜♪

思わず食べたくなってしまうくらい細かいところまでこだわって作っているのが分かりました。

夢中で遊び込む年長さんの表情がとても生き生きとしていて輝いていました。

そしてここのお寿司屋さん、な、ななななんと！

ポイントカードがもらえるんです！

来店するとたくさんのシール（ポイント）をもらえます。

2歳児さんも大喜びでたくさんシールを貼ってもらっていました。

そして廊下にはピザ屋さんとたこ焼き屋さんも♪

「いらっしゃいませ〜！」と可愛い女の子の店員さんが声を張ってお客さんを呼び込んでいました。

買い物に来ていた2歳児さんがなにやらバッグに手を入れてガサゴソ・・・

「たこ焼きください。」と、出したのはお金！！！なるほど！

ちゃんとみんなお金がないと買い物ができないことを知っていたんですね！

買い物をしている姿に驚きと感動！

それにしてもたくさん買うな〜

さっきからずっとお店にいる気が・・・

「たくさん食べるんだね。」と声をかけると

「違うよ！みんなにもお土産！！」と、ニヤニヤ顔。

この後どうするのかなあ？と思っていたら、自分達の部屋へ・・・

「はいこれ！たこ焼き〜♪」

と嬉しそうに入ってきた2歳児さん。

1歳児さんにたこ焼きを渡していました。

「あっちーよ。」と言って渡そうとし、手を伸ばした1歳児の男の子も

「あち！！」と、反応。

そのやりとりがみんな嬉しかったようで繰り返し繰り返し笑って楽しんでいました。

さて、お店屋さんも閉店になった頃、いちごさんの部屋では・・・

「いらっしゃいませ〜！」の元気な声が♪

なんとお兄さんお姉さん達の真似をしてお店屋さんごっこが始まりました。

お金を持ってきたお客さんに「どうぞ〜」と料理やジュースを手渡していました。

1歳児さんもそれを見て真似っこ♪

保育士もついつい笑顔に・・・

どんどんどんどん集まってきて、0歳児さんも参戦！

色々な素材のものに触れ、感触を楽しんだり、音を楽しんだりして気づけばお店の裏側が大変なことに・・・（笑）

さあ、廊下にも行っちゃいましょう〜！

お店大好き！食べるの大好き！遊ぶの大好き！

夢中で遊んでいましたよ♪「おいちー」「んま！」「ちょーだい」と、色々な言葉も聞こえてきました。

2歳児さんはせっせこジュース運び♪「どうぞー」と、可愛らしいウェイトレスさんに♪

たくさんのジュースを運んでいました。

年長さんのお誘いにすぐに反応して準備して部屋を出て行く時は本当に驚きました。ちょっと前までは部屋からも出たがらず、保育士にくっついていた子どもたちが、こんなにもたくましく、そして、自分の思いのままに行動していたので感動の連続でした。自分で必要な物を用意して出かける姿もたくましいです。

年長さんとのやりとりもとっても上手で、お客さんを楽しんでいる姿もまた良かったです。お家の人の買い物の姿、よーく見ているんですね。お家の方、お子さんに見られていますよ〜（笑）。

そして、「僕達もやりたい！」につながってお部屋で今度は店員さんに♪年長さんの姿を見て真似ている子もいれば、自分の経験したことを発揮している子もいて驚きでした。

今後も子どもたちの「やりたい」「やってみたい」の声や反応を見逃さずに楽しく丁寧に関わっていきたいと思います。