2022年11月1日

テーマ：

土／植物・生物／水／空・天気／食／つくる

年　齢：

３歳児・４歳児

ねらい：

・小さな苗や種からきゅうりやミニキャロットが生長する不思議さを感じる。
・土の感触や太陽の光や水やりなど、植物を育て口にするまでの過程を知る。

◎４歳児　きゅうりの栽培

5歳児さん達が二十日大根やさつまいもを畑で育てている様子を見て、自分たちも野菜を育ててみたいとなりました。

早速何の野菜を育てるかクラスで話し合い、じゃがいも、トマト、なす等の意見が出ましたが、多数決の結果きゅうりを育てることに決まりました。

クラスの前にプランターを設置し、苗木を植えました。

お当番さんが毎日お水をあげました。

「おおきくな～れ」

「おいしいきゅうりがたべられますように」

毎日交代で水やりをしていたある日・・・

「はながさいたよ！」

その後もきゅうりの苗は葉を大きくし、背もどんどん伸びていきました。

それから一週間後・・・

「先生ー！みんなー！きゅうりできているよ～！」

きゅうりを発見！

子ども達が一生懸命育てたきゅうりが実りました。

まずは４本のきゅうりが収穫できました。担任が包丁で切ってみると・・・

「なかはきみどり」

「たねがある」

「においがする」と嬉しそうな子どもたち。

後日、きゅうりの絵を描き、育てたきゅうりを思い出に残した４歳児でした。

◎３歳児　ミニキャロットの栽培

３歳児の子ども達も５歳児、４歳児の姿から「野菜を育ててみたい」と話がでてきたので、ミニキャロットを育てました。

「落とさないように」

ミニキャロットの小さな種を、溝をつくったフカフカの土に蒔きました。

「おおきくなーれ」

「おいしくできますように」

戸外あそびに園庭に出るたびに先生と一緒に水やりをしていました。そんなある日・・・

「芽がでているよー」

「ちっちゃいね」

「雑草じゃない・・よね？」（保育者の心のつぶやき）

その後ミニキャロットはすくすく生長し、無事ミニキャロットが実りました。

「ミニキャロットとったぞー」

・種まきから収穫までには、フカフカの土や水やりが必要で何日もかかることを経験しました。
・４歳児はきゅうりが、苗から花が咲き、そこにきゅうりが実ることに気付きました。また、きゅうりのにおいや種がなかにあることにも気付きました。
・３歳児は小さな種からにんじんの葉っぱが出てきたり、土の中に野菜が実ることに気付きました。

・普段から口にしている野菜が土の中に植えた種や苗から、生長する不思議さに気付いてほしいと願いました。生長の過程がわかり、自分で育てたという達成感からいろいろな食べ物への興味、関心を広げていってほしいです。
・異年齢児の活動に気付き、自分達もやってみたいという興味や関心から学年を越えた関わりができていくと良いなと思っています。