2021年3月11日

テーマ：

土／人・地域

年　齢：

３歳児

ねらい：

・戸外でのびのびと遊ぶ中で友だちと一緒に動物や様々な人物になることを楽しむ。
・友だちと考えや思いを共有する中でイメージを膨らませて遊ぶ。

お部屋で様々な動物になってお家ごっこを楽しんでいる子どもたち。

朝から「狼さん」のおいかけっこをしたいとお面をつけて張り切って外に遊びにいきました。

少しくらい寒くても、日差しが春らしくなると上着なしで

飛び出していく子もいます。

狼さんの体操をしたり・・・

「森の小道　散歩に行こう～♪」

「オオカミさ～ん！」「オオカミさ～ん！」

狼に負けないレンガのお家を作ったり・・・

「トン！トン！トン！」

「よし、これなら大丈夫だぞ！」

すると・・・

「ここ僕たちのお家なの！」

園庭の真ん中に一軒のお家が建ちました。

「ここでお料理するの」

「ここは２階広いんだよ」「わー！」

みんなでたくさん走り回りました。

「ここは寝るところ」「おやすみなさーい」

でも・・・よく見ると子どもたちがお家と言っているのは年長さんたちが遊んでいるドッヂボールの枠！？

年長さんが留守の間に一軒の大きなお家ができました！

しばらくあそんでいると・・・きれいに並んでいたお料理が！？

ばらばらに！？

びっくりしている保育士に「今ドロボーが来たの！」

「うん！それであっちで火事になったの！」

～子ども達の遊びは広がっていきます～

関係各所に連絡です！もちろん消防にも！

「今火事が起きました！至急来てください！」と電話をしている子ども達・・・

「火事はどこですか～？」

消防団が到着！！

「ここです！」「お水お願いします！」

無事に消火活動をしてもらいました！

一年間様々なごっこ遊びを室内外で楽しんできました。その中で思いがぶつかり遊びが途中で切れてしまうこともたくさんありました。

正直、お料理が散らばっているのを見た時に「せっかく楽しんでいたのに・・何かトラブルがあったのかも。保育士が間に入ればもっと遊べたのでは」と咄嗟に思いました。

でも、子どもたちは「泥棒がきた」「火事になった」と共通のイメージを持ってまだまだ遊びこんでいました。

保育士が間に入らなくても子ども同士でイメージを相手に伝え、それを受け止め一緒に遊べるようになった姿に成長を感じうれしく思ったひと場面でした。