2019年12月5日

テーマ：

土／植物・生物／空・天気

年　齢：

３歳児

ねらい：

・身近な自然に触れ発見したり集めたりして遊ぶことを楽しむ。
・風や落ち葉の感触をたのしむ。

♪　もりへいこう！　もりへいこう！　みんなでもりの たからをさがそう　おー！

お散歩に出かけるときに歌う園のオリジナルソング『森へいこう』を歌いながら、今日も大好きな穂高荘の庭へやってきた３歳児の子ども達。

大きな缶バケツを持って、いいものみつかるかな？と目がキラキラ輝きます。

「どんぐりあるかな？」「まるいのがいいな。」「まつぼっくりみつけた。」

銀杏の葉、どんぐり、まつぼっくり、桜の葉等・・・

真剣にじっくり選んだ森の宝物で缶バケツはいっぱいになりました。

「こうやって集めると　お花みたい。」　「お母さんにあげるんだ。」

小さな手のひらにいっぱいに銀杏の葉っぱを集めて束ねていくときれいな花束の完成です。

おうちの人へのお土産もできました。

ぽかぽか気持ちがいい陽気のなかで秋の自然を発見したり集めて遊ぶことができました。

３日前の大銀杏の様子。

「この前より黄色になってるよ！」と葉っぱの色の変化に驚いた子ども達。

「ねえ、ここ触ってみて。ふわふわして気持ちいいよ。」

「ふわふわして　あったかいね。」

「もしかして　かえるさんのお布団じゃない？」

「葉っぱのお布団で寝ているのかな？」

「土の中で寝てるのかな？」

子ども達は春からオタマジャクシやカエルに親しみを持ち、遊びや生活のなかでカエルが登場してきました。最近は本物のカエルの姿が見えなくなり「カエルはどこにいってしまったのだろうか？」と不思議に感じながらもどこかで見つけられるかも、自分たちの近くにいるのかもと思っているようです。

突然、大風が吹き銀杏の葉が舞いだしました。

「風だー。」「サワサワって聞こえるよ。」

「わぁ　葉っぱがふってきた。」「葉っぱのシャワーだ。」

「きゃぁ　シャワーが強くなった。」「風も強くなったよ。」

「風もっと吹けー。」「もっともっと～。」

友達と一緒に銀杏の木を見上げて落ち葉のシャワーや風、木が揺れ動く様子の変化に気づいたり感じたりして楽しんだ子ども達です。

子ども達と穂高荘の大銀杏が色づく変化や葉っぱのシャワー等を経験したい思いから、数日お散歩に通い大銀杏の色付き具合を見てきました。四季の変化、木々の色付き具合は毎年同じとは限らないため、保育士が自然に対する興味や知識を持つこと、経験する事象のタイミングを逃さないことも大切だと感じます。

これからも子ども達と一緒に季節ならではの自然に触れて遊び、子どもの発見やつぶやき、思いに寄り添っていきたいと思います。