2019年11月8日

テーマ：

土／植物・生物／空・天気／火／食

年　齢：

4歳児

ねらい：

じゃがいもを育てるなかで、土や自然の生き物の感触を楽しむ。
また、それをみんなで食べることでじゃがいもの味わいを楽しみ、食べ物の大切さや作物を育ててくれる人にも気づく。
蒸すという調理を通して、火・蒸気などに興味を持つ。

５月８日
園の畑に年中さん（ゆり組・すずらん組）が、種芋を植えました。
畑の先生（園長先生）から、種芋を土の中に入れる際広げすぎないよう
「もぐらの手でもぐらトンネルを作るように。」と、教えてもらい、上手に掘って種芋を植えました。
「じゃがいものおうちみたい！」なんて声も聞こえてきました。

８月６日
朝の、気温が高くなる前に年中さんがじゃがいも堀りをしました。
それでも収穫後にはみんな汗びっしょり。シャワーで汗を流しました。

９月２０日
じゃがいもパーティー
園庭で蒸かしいも。薪の中では焼き芋も。
年中さんが育ててくれたじゃがいもをみんなでいただきました。

●種芋植え
「おみず　かけなくていいの？」
土の中の水分だけで根をはって育っていくんだって！
優しく土をかぶせて、「おいしい　おいも　できますように」みんなでお願いしました。

●芋堀り
土の中からじゃがいもが見えると「あったよ！　あったよ！」の、大歓声！！
夢中で土を掘ります。

「たくさん　とれたね。」　「みんなで　ほこぼう。」
「おとうさんいもに、おかあさんいも。おにいちゃんもあかちゃんもいるね。」
「わらっているかおもあるよ。」
大きい芋に小さい芋・・・。形も様々です。

●じゃがいもパーティー
「うわぁー　ひがみえる。」
「けむり　でてるね。」
かまどの火に興味深々の子どもたち。
「はやく　おいも　できないかなぁ～。」
蒸かし上がるのを楽しみに待ちました。

「あつい！　あつい！」
「あまいね～。」「おいしいね～。」
保育園の畑で採れたおいもの味は一段とおいしく感じたようです。
何もつけなくても素材の味だけでおいしいね！

井上保育園の裏には子どもたちに丁度良い広さの畑があります。４・５歳児は子どもたちと保育士が話し合って今年作る作物を決めます。
「去年じゃがいもを作っていたよ。」など、子どもたちは畑を見守る中でつながりも生まれ、５月にじゃがいもを植えました。芽かきをしたり、花摘みをしたりして大きなお芋になることを願い育てました。保育士と一緒に、植えるところからの様々な作業で手をかけて生長していくことを体験してほしいと願い、少し難しいこともやってみました。
火を焚き・蒸すという調理を知り、素朴な素材の味に気付いたり、かまどや火・煙に親しみました。その中で、火の熱さや危険も感じ取ってほしいと思っています。
作物を作り、調理をし、食べるまでのつながりを経験する中で、心動かされる瞬間にたくさん出会えることを願って保育をしています。