2025年5月30日
「あ!こいのぼりだ!」
散歩に出かけるとこいのぼりを見つける度に嬉しそうに眺めている子ども達。
「やねよ~り~た~か~い~♪」と歌声も聞こえてきます。
こいのぼりに興味津々な姿を見て気になったことがあり、聞いてみました。
保育士「吹き流しって知ってる?」
子ども「なにそれ?」
保育士(やっぱり知らないよね…)
こいのぼりを飾っているところ自体珍しいですし、めったにお目にかかりません。
近年は特に見ることがなくなったように感じます。
そんな姿から『こいのぼりの吹き流しを作って泳がせてみよう!』と製作遊びが始まりました。
<1日目>
5色の紙テープを帯状の画用紙に並べて貼り付けていきます。
「これでいいの?」
「のりはダンゴムシくらいの大きさだよね」
「長くてうまく貼れない」
「虹色できれいだね」
それぞれにいろいろなことを感じ、考えながら夢中で取り組んでいます。
(吹き流しについての説明もしましたが、少し難しかったようです…。ですが『みんなの健康を願う』という部分にはしっかり頷いていました。)
※紙テープは園にある色のみを使っています。
糊付けとテープでの補強の工程が終わったら、あとは保育士の仕上げ。
子ども達は「早く遊びたいよー!」と待ちきれない様子でした。
そして園庭に出ると…
「はしれ~!」
吹き流しを空高く上げ、元気よく走り出しました。
時々吹き流しの様子を確認し、風になびく様子に満足そうです。
でも、しばらく走って疲れると
「あ、泳がなくなっちゃった…」と残念そう。
それでも時々吹く風を感じ、
「見て!止まっても泳いでるよ!」と大発見をする子もいます。
後ろにはそれを真似てトライしてみる姿も。
「もっと風が吹いたらいいのにね…」と呟く声も聞こえてきました。
振り返りでは「もっと風が強く吹きそうなところはどこだろう?」と考えてみました。
すると「光林寺なら絶対風強いよ!」と自信満々な子ども達。
今度は散歩に持っていってみることになりました。
<2日目>
ワクワクしながら迎えた2回目の挑戦。
早速光林寺の広場に行き、風の強さを確認してみました。
「あ!風吹いてるよ!これならいけそう!?」
と各々吹き流しを手にして、風の強そうなポイントを探し始めました。
少しして…
「ねえ、風見つけたよー!」と知らせる子が。
すぐにみんなが集まって来ます。
「みてみて~!泳いでるよ~!」と嬉しそうに並んでいます。
止まっていても泳ぐ様子に子ども達は満足そうでした。
でも、保育士の中では「絶対ここなら!」という別のポイントがあったので、「他の場所でも試してみる?」と聞いてみます。
すると「行ってみたい!」と元気な返事が返ってきました。
次に目指す場所は『りんごのこみち』
土手になっていて風を遮るものが少なく、なが~い一本道なので期待して向かいました。
「わあ~!本当に風が強い!」
「風、気持ち~」
「もっと強い風吹け~!」
「やねよ~り~た~か~い こいの~ぼ~り~♪」
期待通り、とても気持ち良い風が吹いてくれました。
そして、さらに進むと絶好のポイントを発見!
民家に飾られたこいのぼりを見下ろしながら、揃って泳がせることができました。
・風がなくても走れば吹き流しは泳ぐけど、走るのをやめると止まってしまう。
・場所が変われば風の強さも変わる。
・風が強いと吹き流しはよく泳ぐ。
・風は気持ちいい。
・作ったもので遊ぶ面白さを感じてほしいと思い、日や場所を変えてトライした結果、満足感の高い遊びになりました。
・身近にある自然のすごさや面白さを感じるためにも、活動や環境設定は大切だと改めて感じました。また、環境に恵まれた保育園だと思いました。
・目には見えない風に「つかまえた」という表現を選ぶ姿に感性の豊かさを感じました。これからも様々な体験を通して、素敵な発見をたくさんしてほしいと思います。
園の形態 | 普及型 |
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代表者氏名 | 園長 : 竹村 多恵子 |
運営法人 | 長野市 |
運営法人代表者名 | 長野市長 |
園の設立日 | 1966.10.1 |
認定日 | 2016.10.12 |
区分 | 保育所 |
住所 | 〒381-2235 長野市篠ノ井小松原2322-15 |
エリア | 北信 |
お問い合わせ先 |
TEL : 026-292-0613 FAX : 026-292-0613 |
定員数 | 未満児 : 27人 3歳児 : 21人 4歳児 : 20人 5歳児 : 20人 6歳(学童)以上 : 人 |
基本開所曜日 | 月、火、水、木、金、土 |
基本開所時間 | 7時30分~18時30分 |
延長保育の有無 | 要問合せ |
園児募集 | 要問合せ |
保育者募集 | 要問合せ |