2025年4月28日

テーマ：

植物・生物／空・天気／人・地域

年　齢：

４歳児

ねらい：

・野沢温泉学園ふるさと学習の一環として、普段いけない北部地区方面にバス散歩に行き、野沢温泉の良さに気付く
・北部地区にある桜を皆で見て、春を感じる

大雪で真っ白だった野沢温泉にも春の優しいお日様がこんにちは。園庭では「あ、咲いてる！桜が咲いたよー」と木を見上げて指さす子ども達。お散歩しながら、「あ、つくしんぼ！」「ふきのとう、大きすぎ！食べられないね…」。また、登園時には「先生、たんぽぽのお土産だよ」と身近なところで春の発見がある今日この頃です。

さて、そんな春のぽかぽか陽気が気持ち良いとある日。年中児でバス散歩に出かけました。

「今日はいい天気、バス散歩に行けるね！」「さくら、咲いているかな？」と登園してからの待ち時間を楽しみにして話す子ども達でした。園庭や園の裏の桜は満開🌸きっとこのイメージをもっての出発となったのだろうなと思います。「今日はお花見バス散歩。みんなの目で探してしっかり見て、待っている園長先生にお話しできるようにお花見してこようね！」こんな話をしていよいよ出発となりました。

バスの中からも所々にピンクの部分を発見👀！「あー、桜があった！」「見てみて、あそこだよ！」「あー、本当だ！先生も見てみて！」…と喜びの歓声が次々にバスの中で響いていました。目的地だった虫生の地蔵堂や正福寺にも桜が満開…！のはずでしたが、「あれれ？桜が少ししか咲いていない…」「なんで？」とちょっと残念な結果に。まだ蕾の方が多い桜の木の下で、それを眺めながら「なんでここの桜はまだ咲いていないのかな？」と考えてみました。

色々な考えが出てきた中で、「なんか、少し寒い気がする」という声が。ではこども園はどうだったか聞いてみると、「こども園は暑い！」「あ、だから桜さいてる？」…。ちょっと難しい事のようですが、子どもたちは肌で感じて、目で見て、考えて、子どもたちなりにしっかり季節の移り変わりに気付いている、そんな一場面だったように思います。

とは言え、せっかくのお花見バス散歩。満開の桜が見れないのも寂しいので、行き先を1つ加え、“矢垂公園”に。虫生の一歩手前ですが、気候が違うのですね。こちらは満開🌸「わー、すごい！」「桜いっぱい🌸！」と満開の桜の木を見上げて大喜びの子ども達でした。

桜の他にも、正福寺の湧き水をいただいたり、地蔵堂では６体のお地蔵さんのありがたいお話しを聞いたり…。

そして「お家にこいのぼりがあがってるよ！」と事前情報もあり。

バス通園でなかなか足を運べないお友達のお家も発見！大きなこいのぼりが元気に泳いで迎えてくれているようでした。

ちょっぴりですが“野沢温泉北部地区のふるさと”を知るバス散歩にもなったように感じます。

・桜の咲き方の違いから、同じ村の中でも暖かい場所、まだまだ寒い場所がある事に気付き、自然の不思議を感じているようでした。

・バス散歩を通して、少し離れた北部地域には大きな桜があること、美味しい水を飲めること、野沢温泉は広かったことを五感を使って知ることが出来たようでした。

・自分達が住んでいる村にはちょっと離れた北部地区がある事を知り、村の良さや広さを感じて欲しい。