2023年8月17日

テーマ：

土／植物・生物／水／空・天気／食／つくる

年　齢：

5歳児　4歳児

ねらい：

・植物を育てる中で生長に興味を持ち、食べることに期待を持つ。
・オタマジャクシを探したり、生き物に触れたりすることを楽しむ。

◎年長さん、畑にじゃがいもを植えよう！

園の中で一番お兄さん、お姉さんになった子どもたち。そんな年長さんになったことを喜び、園の畑を年長さんメインで使えると知って「何をつくろう！？」とワクワク！たくさんのアイデアが出ました。じゃがいも、さつまいも、二十日大根…

早速じゃがいもを植えるため、耕した畑をきれいにしていきます。

畑の先生が作ってくれているところをお手伝い。固めるために踏み踏み…

何をしているのか気になって見に来た年少さんもお手伝いしてくれました。ありがとう！

３０cmおきに目印をつけ、種イモを置いていきます。みんな自分の持っている種イモを早く置きたくてうずうず…　目印をつける保育者も猛スピード！作業がどんどん進みました。

並べた種イモを見て、

「ここ！狭いよ！３０cmじゃないよ！」

ものさし片手に微調整をしてくれる子も。

きれいに並べられました。

◎二十日大根を育てよう！

グループの友だちと協力して土をこぼさないように入れていきます。

手で入れる子、砂場のスコップを持ってきて入れる子…

指で小さな穴を開け、種を植えます。種を落とさないように慎重に…

水をあげて生長を楽しみにする子どもたち

「大きくなってきたかな～」

「葉っぱが黄色いよ？」「出来てるのかな～？」

思ったより小さめだけど…収穫してみよう！

抜いてみると…

「大根できてるよ！」「赤くなってる！」

けど、、、「小さい！！」

みんなで洗って食べてみました

「辛い！でもおいしい」

「こっちのは辛くない」

日が当たらなかったのか、、、？

水が少なかった？多かった？

どうして大きくならなかったのか考える年長さん。

「もう一回育てたい！」

とリベンジを決意！今度は園庭にある花壇（２か所）に植えてみることにしました。

いざ収穫の日！

「大きくなってる！」

「あれ？でもこっちは小さいよ？」

今回は大きく育ったのもあり、大成功！

でも２つの花壇で何でこんなに違うんだろう！？

花壇をよ～く見てみると、小さく育った方には花壇の中に大きな木が！

「日が当たらなかったんじゃない？」

と、子どもたちの発見でした。

◎オタマジャクシを探しに行こう！

年中さん、年長さんで保育園近くの田んぼにオタマジャクシを探しに行きました。

捕まえるには何が必要か、自分たちで考えた物を持って出発！

「オタマジャクシいるかな～」「何か動いた！」

と、よ～く目を凝らして探していました。

廃材で作ったおたまや砂場のスコップ・バケツなどを使い、オタマジャクシを一生懸命追いかける子どもたちでした。

捕まえてきたオタマジャクシはみんなで育て、成長を観察しています。カエルにも興味津々です。

・畑の使い方を教えてもらい自分たちで整えていくことで、植物を植えるにはどんな準備が必要かを経験しました。

・植物が生長するには何が必要か、水の量はどのくらい？おひさまが当たらないと育たない？ということに気が付きました。

・オタマジャクシを探し、様々な道具を試しながらそ～っとやるか素早くやるか試行錯誤する中でコツを掴んでいました。

・オタマジャクシからどのように成長してカエルになるのかを知りました。

・子どもたちの声から始まった畑活動。みんなで育てていくという意識を子どもたちに感じて欲しいと思っています。

・なぜ上手く育たなかったのか子どもたちから沢山の考えが出ました。それを踏まえてもう一度チャレンジしたいという思いに新たな環境を設定し、生長を観察しました。生長の過程に気づき、食べられるまでに時間や手がかかることを知る中で食への興味、関心を広げていって欲しいと思います。

・オタマジャクシの成長から生き物への興味、命の大切さを感じて欲しいと思います。