2022年8月3日

テーマ：

土／植物・生物／水／空・天気／人・地域

年　齢：

異年齢3・4・5歳児

ねらい：

交流を通して山の楽しさを再発見する

今日は信州の自然保育を体験しに市内在住の「あづみの移住大使」柔道家の篠原信一さんが
子どもたちの大好きな裏山に遊びに来てくれました。

「篠原さーん、おはようございます！！」

「待ってたよー」

「今日はぼくたちの山に一緒に登ろうね」

「教えてあげるからついて来てー」

子どもたちと篠原さんとの楽しい交流がはじまりました。

「今日は一緒に山で遊びましょう！！」

最近山ではこんなものを見つけているよ
「せみの声やぬけがら、きのこやはーとのはっぱ、ななふしがいたね」

今日も何が見つかるかな？楽しみだね

それでは出発！！

「篠原さーんついて来てねー」

年少さんは山の麓でお見送り。

篠原さんが「篠原さん山に行ってくるね」とやさしく声をかけてくれました。

「いってらっしゃーい」

「色々見つけてきてね」

「おー、すごい山だなぁ」と篠原さんが言うと

「気をつけてついて来てね」

「雨の後だから少し滑りやすいよ」

子どもたちが教えてあげています。

皆でズンズン登っていきます。

「あっ、やままゆ！」
木についているやままゆの抜け殻を見つけました。

「ここはドングリ広場だよ」
いつものように虫探しや木の枝ジャンプがはじまり楽しく遊びます。

「小さな虫がいたよ」

「篠原さんこれはきのこだよ」
「こんなのが採れるんだね、食べれるのかな？」
「それはわからないから（図鑑で）調べてみるね」
「わかったら教えてね」
「うん！」「ありがとー」

まだまだ上まで登っていきます。

「ここは滑り台だよ」

一本橋に小動物のフンがありました。

「あっ！誰のだろう？気をつけてね」「キツネかな？タヌキかな？」

「篠原さん、そこ下りる時、滑るから気をつけてね」先に下りていた子がやさしく教えていました。
「おっ、ありがとうね」木につかまり、無事に下りることができました。

「もっと上まで行ってみよう」

「ここから園が見えるよ」

「ぼくのお家も見えるかな」

「いい眺めだね」

「ヤッホー」
山の麓で遊んで待っている年少さんからも
「ヤッホー」と返事が返ってきました。
「何かうれしいね」

「あっ、このはっぱ、模様があるよ」

「見せてー」

「なんか迷路みたいですごい（模様）だね」

「うん！」

友達に共感してもらい、見つけたお友達はとてもうれしそうでした。

「お花も咲いてるよー」

「このはっぱはハート型だよ」

「いつもこんな所で遊べていいことだね。
信州の自然を大切に楽しむんだよ」

篠原さんがやさしく言ってくれました。

みんなで山を下りてきました。
「楽しかったね！」「一緒に登ってくれてありがとう」
楽しい時間を一緒に過ごした篠原さんに何度も手を振ってお別れしていました。
毎日登っていても日々子どもたちは「今日は何を見つけられるかな」とワクワクの探求心をもっていて、必ず楽しいことを発見し合っています。自然からの学びは子どもたちの五感にとてもよい刺激を与えてくれています。これからも子どもたちと身近な自然環境を楽しんでいきたいと思います。篠原さんとの交流を通し自慢の山を紹介できうれしそうな子どもたち。保育士も新たに信州の自然を大切にしていきたいと感じることができました。
はじめて出会った篠原さんともすぐに仲良くなれた山の魅力ってすごいなぁと思います。