2022年2月1日

テーマ：

空・天気／火／食／つくる

年　齢：

５歳児

ねらい：

・自分たちの力で、薪を集めてキャンプファイヤーをしたり、協力して夕食を作ったりする。
・年長だけのドキドキ・ワクワクする特別な時間を友達と一緒に過ごす。

６人の子ども達が年長だけの特別な時間を過ごそうと特別保育を計画しました。どんなことをしたい？こんなことはどうだろう…こんなこともしてみたいね。といっぱい相談して話をしてみんなで準備を進めてきました。

「倒れちゃうー」「どうしよう」「ひもでしばればいいんじゃない」と神社や園の目の前にある里山から拾ってきた薪を組み立てて、飾りを飾り付けキャンプファイヤーの準備をします。「きれいに飾れたー」と嬉しそうです。

夕食作りのスタート。始めにお米を洗います。「水がつめたーい」「おうちでお手伝いしてるよ」と手際よく研いでいきます。

夕食はカレーライス。包丁を使ってクッキングをします。「かたいなぁ」「ねこの手でおさえるんだよ」「上手じゃん」「そうそう、いいよー」とお互いに切る様子を見ながら声を掛け合いどんどん切っていきます。仕上げは給食先生にお願いしました。

夕食が出来上がるのを待ちながら、暗くなった園庭でいよいよキャンプファイヤー点火です。「あつい！」「あっ、こげちゃった！」キャンプファイヤーの火に暖まりながらマシュマロを焼いて食べました。少々焦げたマシュマロもみんなで食べればおいしさも格別です。

夕食が出来上がりました。保育園で収穫したさつまいも、地域の特産の小野子人参、お家で育てたパプリカを持って来てくれたお友だちもいて、地元のものがたくさん入った具だくさんカレーをもりもり食べます。電気を消してランタンの灯りで夜の雰囲気を楽しみました。

陽が落ちて外はすっかり暗闇となりました。「お布団に寝転んで星が見たい！」と飼料袋に新聞紙を詰め込んだお手製のお布団に寝転んで夜空を見上げます。あいにくの曇り空でしたが雲の合間から見える星を見つけて「きれーい」と嬉しそう。寒さも忘れて見上げていました。

カフェぞうさんの開店です。キャンプファイヤーの火を囲んでほっとひと息。「あったかーい」と言いながらココアを飲みました。

保護者の方がお迎えに来てくださる時に、家族のみんなと花火をしました。

年長児６人が自分の思いを伝え友達の思いにも耳を傾け考え合い、力を合わせながら準備を進めてきました。やりたい事を実現する為にどんな物が必要なのか考えアイデアを形にしていく面白さを感じる事ができました。夜の保育園という特別な場所と時間で、少しずつ辺りが暗くなっていく様子に気付いたり、たき火の火の暖かさを感じたり、真っ暗な空に光る星のきれいさに気付いたりしながら仲間と一緒に嬉しい！楽しい！を体全体で表しながら素敵な１日を過ごすことができました。思い出をいつまでも忘れないでいて欲しいです。