植物・生物 いわなのたまご

2021年3月16日

テーマ:
植物・生物
年 齢:
年長
ねらい:
生き物に触れ、大切に育てていく中で、興味関心を高める。

活動内容

毎年2月になると、木曽川漁業共同組合さんから「園でも育ててみませんか」とイワナの卵を持ってきてくれます。

今回も「いわなのたまご、いつくるかなあ」「もうすぐ、くる?」と楽しみにしていた年長児。

無事卵が届いて、1人ずつ水槽に入れてあげました。

「たまご たくさんだねえ」 「げんきに そだつといいなあ」

 

毎年の年長さんが行っている水温のチェック。受精から積算温度が800度に達すると川に返してあげる目安なので、今年の年長さんも「おとうばんが、おんどをはからないと」と言い、毎日の水温を記録してグラフに色を塗っていきました。

「まだだねえ」「いつ、うまれるかなあ」

ついにいわなが生まれると、子どもたちは大喜び。

「えをかこうよ」とお友達と絵を描いたり、

「おなかにたまごがついてる」「それ、えさになるんだよ」

「このいわなは、しっぽにもたまごがついてる! なんでだろう」

と様々な発見がありました。

(写真が見にくくてすみません)

 

それから800℃になるまで、記録をとりつづけながら

水面に出てくる泡をとってお世話を続けました。

そしてついに800℃!

「おなかのたまごがなくなってる」 「はやくかわに かえしてあげないと おなかすいちゃうよ」

と気づいた年長さん。

みんなで近くの川に行って放流してきました。

「げんきにおおきくなってね」

「いわなつかみするときは、おおきくなってるかもね」(開田では毎年夏に地区の川で、いわなつかみをして食する地域行事がある)

子ども達のきづき

子どもたちはイワナの姿を毎日観察する中で、同じように見えるいわなでも「あのこはおなかのたまごがちいさい」「あのこはあまりうごかないね」など、よく見ていないと気がつかない小さな変化にも気がつく姿がありました。

温度計を見るときに「あわがあるから きれいにしないと」と、自ら掃除してくれる姿もありました。

園の玄関に水槽を置いたので、毎朝登園してすぐにいわなを観察し、さらに興味や関心が高まり、細かなことに気がついたりしたのかなと思います。

事例に対する保育者の思い

春から様々な生き物を捕まえたり飼ったりしてきました。

生き物を大切にすること、責任を持って生き物を飼うと言うことができたと思います。

いわなの絵を描いたり観察する中で、生き物の不思議に気づくことができました。

また、子どもたちが自らお世話をしてあげたい、大きくなって欲しいの思いから育てることができたこと、

とてもよい経験であったと感じています。

きそちょうりつかいだこどもえん 木曽町立開田こども園

園の形態 普及型
代表者氏名 園長 : 田口 千津
運営法人 木曽町
運営法人代表者名 木曽町長
園の設立日 平成17年6月1日
認定日 2017.10.27
区分 認定こども園
住所 〒397-0301 木曽郡木曽町開田高原末川2792
エリア 中信
お問い合わせ先 TEL : 0264-42-1212 
FAX : 0264-42-1213 
MAIL : k-hoiku@town-kiso.net
ホームページ https://www.town-kiso.com/kodomo/hoikuen/100224/101203/
定員数 未満児 : 4人 3歳児 : 1人 4歳児 : 3人 5歳児 : 1人 6歳(学童)以上 : 人
基本開所曜日 月火水木金土
基本開所時間 7:30~19:00
延長保育の有無
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