2021年2月22日

テーマ：

植物・生物／空・天気／人・地域

年　齢：

３歳児　４歳児　５歳児

ねらい：

・異年齢の友だちと一緒に散歩に出かけ冬の自然に触れ興味や関心を持つ。
・白鳥に興味や関心を持つ。

２月になり、ポカポカ暖かい日も出てきて久しぶりにみんなでお散歩に出かけました。

何かいいもの見つかるかな？

「あれ？あれ何？！鳥だ！」「えー、なんの鳥かな？白い鳥だね。」

「どこに飛んでいくのかな？」「近くに下りるといいな。」

みんな一緒に空を見上げて白い鳥がどこに行くのか追っていきました。

みんなのすぐ上を飛んできました。

「あっ、白鳥だよ！おじいちゃんと見に行った！」

「僕も知ってるよ！白鳥湖にいっぱいいるんだよ。」

「白鳥もおさんぽしに来たってことじゃない？」

「おさんぽ、僕たちと一緒だ。」

５歳児と３歳児の男の子。お話しながら散歩を楽しみました。

この日は、白鳥がどこに行ったのか、どこに下りたのか見つかりませんでした。

次の日、「今ね、白鳥、田んぼにいたよ！」登園してきた４歳児の女の子からお知らせがありました。

「白鳥見たい。」「よし！白鳥見に行こう！」早速３歳児と４歳児でかけることに。

白鳥がいる！見たい！と目的をもって歩く子ども達。田んぼの中の道をずんずん歩いていくと～

「あ、白鳥いたよ。」

遠くの方に見える白鳥。でも子ども達からはしっかりと白鳥の姿を観ることができました。

「おなかいっぱい食べて元気に飛んで行ってね。」と４歳児の男の子。すると白鳥たちが羽を広げて飛んでいきました。

園から北へ２㎞程行ったところにある犀川白鳥湖に毎年冬になると白鳥が飛来してきます。その白鳥が園の近くで見られ、とても貴重な体験をすることができました。

「おさんぽ気持ちがいいね。」「今日の空は青いね。」「あ！また、白鳥が飛んできた！」

「白鳥が見えてきたよ！」「白鳥がびっくりしないようにそーっと歩くんだよ。」４歳児のお兄さんが教えてくれました。

「そーっと歩いたけど、白鳥さんあっちに行っちゃったね。」

じーっと静かに見つめる子ども達。

「あ、またご飯食べだしたよ！」「お腹すいてるんだよ。」「白鳥って外国から来たんだって！また飛んで帰るんだよ。」「いっぱい食べなくちゃね。」

「白鳥の足って黒いんだ。」「首がはいいろだよ！」「『みにくいあひるのこ』と同じだね。」

「白鳥さん、頑張って飛んでね。元気でね。」　子ども達の思いが届いたかのように白鳥が飛び立ちました。

白鳥が飛来するこの地域ならではの恵まれた環境の中で、友だちと一緒に見ることができ、とても貴重な経験となりました。

大人には遠目に感じた距離でも子ども達はいろいろな発見や気づきを言葉で表現し会話を楽しんでいました。子ども達の白鳥に対する興味・関心の強さや観察力に驚かされ、保育士も引き付けられ一緒に楽しみました。

これからも自然を身近に感じ見たり触れたり気づいたりを大切にする経験を積み重ね様々な興味を広げながら成長していってほしいと思います。