2020年12月28日

テーマ：

植物・生物

年　齢：

５歳児

ねらい：

自分たちで染めた毛糸や散歩で拾った自然物などを飾って、自分のリースを作る楽しさを味わう。

色水あそびを楽しみに　５月　子どもたちの下駄箱の前の畑に赤じその苗を植えました。

ぐんぐん大きくなった赤じそ。

１０月　いよいよ自分たちで育てた赤じそで色水を作りました。

「あれ～？　もんだだけでは色は出てこないよー・・・。」

「少しこするようにしてもんでみたら、赤じそ色の色水になったよ!」

この色水で、白い毛糸を染めてみよう！

赤じそ色を残すために、媒染せずに染めました。

１２月のクリスマスリース作り。まずはさつまいものツルで作ったリースのベースに　毛糸を巻いていきます。

次は　秋に散歩に行って拾い集めたどんぐり・松ぼっくり・小枝、畑で作った綿など好きな自然の素材を自分で選んでボンドでつけていきます。

「たくさん　つけたいな。」「あれ～。（松ぼっくりが）落っこちゃう。（つけるの）難しいな・・・。だけど、こっち（ツルのへこんだ場所）ならどうかな？」

一人一人が夢中で飾りつけをしていきました。

今回のリースのベースは　さつまいものツル。

１０月のさつまいも掘りの時　ツルで遊んでいて　そのツルがたくさんあることに気付いた子どもたち。

「これ、何かに使えないかな？」「はっぱを全部とってリースを作ろうよ！」と　自然物で何か作れないかと考えていた子どもたちの姿がありました。

リースが出来上がり、クラスの友達のリースを見合うと・・・

「友達のリース、いっぱい（木の実が）ついていてきれいだった！」「じょうずについているね！」

「自分のリースも上手にできて気に入っているよ！」友達のリースも自分のリースも認める言葉がたくさん聞かれました。

今年は　自然物から染める楽しさ、不思議さを味わってほしいと思い活動してきました。

毛糸の染め物のほかにも　夏には玉ねぎの皮を使ってハチマキを染め　運動会の踊りや餅つき会の時にはハチマキを頭に巻いて気合を入れてきました。

そして１２月・・・さつまいものツル・木の実・綿・赤じそ色の毛糸など　自然物をたくさん使って作ったリースは　どれも世界にひとつだけの素敵なリースとなりました。このリースが園に飾れらたのを見て　クリスマス会に　サンタさんが来てくれたのかな。嬉しかったね！

一人一人が思いを込めて作ったクリスマスリース・・・　大きくなって　またこのリースを見た時や自然物に触れた時に　今年　園で体験したことが温かい気持ちと共に思い出されたら　嬉しいです。