2020年7月27日
- テーマ:
- 植物・生物/つくる
- 年 齢:
- 4歳児
- ねらい:
- ・かぶと虫を捕ることを楽しむ。
・かふと虫の生態に期待を持ち、かぶと虫と関わることを楽しむ。
・山にいる虫や生き物に親しみ、命の大切さを知る。
虫に興味関心を持っている4歳児。園庭や裏山で虫探しや観察飼育をするなかで、虫の特徴を捉えたり、命があることを知りました。園庭にかぶと虫の死骸を発見したことで、かぶと虫に興味をもち、裏山へかぶと虫を探しに行くようになりました。子ども達が「山にかぶと虫いるかな。」と言いかぶと虫を捕まえるためのしかけ作りが始まりました。「かぶと虫は、夜来るんだよ。」とペットボトルの回りを黒のビニールで覆いました。回りにかぶと虫の好きな食べ物の絵を描いて完成です。
かぶと虫捕獲作戦!!子ども達と考えました。
かぶと虫のしかけには、子ども達が調べた好物の果物の桃、ブルーベリー、プラム、バナナ、パイナップル、りんごなどを入れました。
かぶと虫が好きなどんぐりの木を探します。
子ども達が、どんぐりの木にしかけをセットします。「どれにしようかな」「どの木に来るかな」と真剣に探します。
「明日、かぶと虫が入っているかな。」」「楽しみだね。」と明日に期待をもちながら山を下ります。
次の日の朝、期待しながら見に行くと、かぶと虫とミヤマクワガタのメスがしかけの中に入っており、大喜びの子ども達です。
「かぶと虫ってどんぐりの木にいるんだって。」「夜じゃあないと出てこないんだよ。」とお話ししながら、おじいちゃん先生に「ここにしかけて。」とどんぐりの木に結んでもらう女の子。どの木が良いか迷っての決断です。少し薄暗くかぶと虫が来そうな木を選びます。
木と木の間を結んだ紐にしかけを付ける子ども達。「しかけが動くよ。」
次の日、しかけの中にいたかぶと虫は、桃の餌にいたことから、「かぶと虫は桃が好き。」と友だちと話し合っています。
子ども達が図鑑で調べたかぶと虫の好きな食べ物。「スイカは、お腹をこわいちゃうからダメだよ。」「甘い匂いが好きなんだよ。」「どれにしようかな。」じっくり選んでいます。(この果物は、全て担任の家で収穫した果物です。)
子ども達が「かぶと虫は、この木の穴にいるんだよ。」「懐中電灯の光に集まるんだよ。」と言いながらしかけを見ると、本当にかぶ虫とミヤマクワガタのメスがいました。大喜びの子ども達。実際にかぶと虫が捕れたことで、明日も捕りたいと意欲につながりました。命の大切さを伝えながら大事に飼育していきたいと思います。 山の中で育つ事はたくさんあります。この環境の中で過ごせる子ども達は、とても幸せだと思います。
子ども達からの気持ちを大切にしてきた活動です。意欲をもつことで興味が深まり、自ら学んだり友だちと共有したりすることで、お互いを認め合える活動となりました。
木に山繭を発見。
木に止まっている蛾を発見!!同系色で良く見ないと気づきません。子ども達は、どんな小さな変化にも気がつく眼力があります。