2020年4月24日

テーマ：

土／植物・生物／水／空・天気

年　齢：

５歳児

ねらい：

・自分で選んだ花を植え、生長に期待を持つ。
・花の世話や観察を通して、いたわりの気持ちを持つ。

頂いたお花の苗を、何種類もある中から一人１ポット自分で好きなものを選んで植えました。

自分で好きな色、花の形、においを選べることにとても喜び、じっくり吟味していました。

自ら選んだことで、花をとても大切に扱う姿が見られました。

（新型コロナウイルスの関係で、距離を保ちながらの活動です。）

「え～！どれでもいいの？」「いいにおいのしーよう。」

「この色とこっちの色似てるけど濃さが違うね。」「花の形も違うね。」友達と一緒に花を見比べて様々な違いに気づくことができました。

「植えたらお水あげるからね。きれいに咲いてね。」「お水を飲まないと、喉が乾いちゃうもんね。」と自分と花を重ね合わせて考え、ゆっくりそーっと水をあげています。

「あれ？毎日お水あげてるのに　元気なくなってきちゃったかも・・・」「元気になりますように。大きくなりますように。」と自分のお花が元気になるように　タンポポをとなりに飾る男の子。

「私もかざろう！もっと元気に咲いてくれるといいな。」と男の子の優しい気持ちを感じた女の子が同じようにタンポポを飾っています。

全てのことを自分たちの手でできたことで大事にする気持ちや、花の立場になって考えることなどこの活動から得たものがたくさんありました。

たくさんの種類の中から「好きなものを選んでいいよ！」と伝えると、一人一人がとてもよく考えて選び、大切に扱っていました。自分で選んだ‟自分のお花”を毎日見たり話しかけたり、丁寧に世話をする姿から愛着やいたわりの気持ちが芽生えていると感じます。

このような経験は家庭の中では減ってきているのだろうと感じるのと同時に、小さなことでも何でも経験し～自分がこうされたら嬉しいな～と思える実体験を積み重ね、自分や自分の周りの全ての人や物に大切にする気持ちが育っていって欲しいなと思います。