2016年10月14日

テーマ：

土／植物・生物／人・地域

年　齢：

３～５歳児

ねらい：

・身近な自然の中で友達とイメージを共有し、協力して遊ぶことを楽しむ。

砂場で遊んでいた子が砂の中から変わった石を発見しました。

「化石かも！」という声に「他にもあるかも！」と探し始めました。

網で砂をふるい落としながら、「見つけた！」「なんかあった！」と次々化石らしきものを発見していく子ども達でした。

「誰か博士になって！」と女の子に言われ、恐竜が好きな男の子が博士役になりました。

物知りな博士が、「これは恐竜の足かも！」と木の枝？に似ているものを発見しました。

確かに言われてみれば足に似ています！

化石？がこんなに見つかりました！！

近くで山を作っているグループが、「これ黒姫山にしよう」と相談している所に発掘チームも加わり、「じゃあこっち野尻湖にしよう！」と掘り始めました。

「ここ野尻湖ね！」と決めた場所を掘っている子が深く掘ったところで硬いモノにあたり「なんかある！」と周りの友達と掘り始めました。

まさに野尻湖ナウマンゾウ発掘さながらで、石とは違う物体に興奮して「石じゃない！」「大きいよ！」と砂をかき分けていきます。

現場監督のように「もう少し上に掘っていって！」とみんなに伝える子、「私が砂掘るから誰か砂出して」とお願いする子、「ぼく横に掘って行くよ！」などなどみんなで協力しながら発掘していきました。

少しずつ姿が表れてきました・・・

「これナウマンゾウの化石かも！」「ここ野尻湖に近いから！」と出てきたモノにみんな興味深々でした。

砂場を囲っている木かもしれないという子もいましたが、「木は茶色だけどこれは白いよ！」と砂場の淵の木とは違うことを発見していました。

本当にナウマンゾウの牙そっくり！

さらに掘り進めますが、【正体は木の根っこ】なのでどこまでも続きなかなか全体が出てきません。

長いところも尚更ナウマンゾウの牙を思わせてくれます。

結局片付けの時間になってしまい、この日の発掘作業はは終了となりました。

「また明日続き掘ろう！」と伝え合う子ども達でした。

園庭の砂場という身近な場所でも、子ども達の想像力で砂場が発掘現場になりました。砂場の横の木の根っこが砂場の下まで伸びてきているものでしたが、子ども達にとっては散歩や絵本で何度も目にしているナウマンゾウの牙にとてもよく似ていることに気が付き、友達と協力して掘る姿が野尻湖に近い保育園の園児ならではだなと嬉しく思いました。引続き発掘を楽しみたいと思います。