2019年10月9日
- テーマ:
- 植物・生物/水/つくる
- 年 齢:
- 5歳児
- ねらい:
- ・自然物でも色が染まる事を発見し、玉ねぎの皮でTシャツが染まることを楽しむ。
・玉ねぎも捨てるところが無く全部が役に立つ事を知る。
こども園の畑で収穫した玉ねぎです。目が痛くても最後まで皮をむきます。
真っ白いTシャツに割り箸や小石を入れてゴムで縛ります。
玉ねぎの皮を小分けにして準備は整いました。
子ども達と鍋に水を入れます。ペットボトルに水を入れて運びます。
保育協力員の市川先生がお手伝い。大変頼もしいです。
色が染まりやすくなるように、豆乳に浸します。
自分のTシャツを取り出して絞ります。
玉ねぎの煮汁にTシャツを入れています。火を使っているから真剣です。
魔法の薬・・・・ミョウバンを溶かしています。
煮汁にミョウバンを入れます。
ミョウバンを入れたら、色が変わりました。「黄色くなったよ。」「何でかな。」「魔法の薬を入れたからだよ。」「凄いね。魔法の薬。」
染め上がったT
シャツから割り箸や小石を外します。
水でTシャツをすすぎます。水が茶色に変わり驚いています。
染め出しに使った玉ねぎの皮は、大切に畑に埋め肥料にします。
お家の人にTシャツを見てもらいます。「凄いね、きれいにできたね。」と褒めてもらい嬉しそうです。
牛乳みたいだね。」「気持ちがいいね。」なかなか自分のTシャツが見つかりません。
玉ねぎの皮から出た煮汁を見て「いい匂い。」「葉っぱの色だ。」「凄い色!!」「玉ねぎらしくないね。」」
ミョウバンを入れます。「魔法の薬だよ。」
ミョウバンを入れた汁にTシャツを入れると「色が黄色になったよ。」「全然違う。」と色の変化に興味津々の子ども達です。
「なかなか取れないよ。」「ゴムが取れない!!」「全部取れた!完成。」染め上がった自分のTシャツを眺めています。
「「できた。」「僕のはどれかな。」「魔法の薬で完成。」
玉ねぎの皮から出た煮汁に驚き、初めての経験に期待をしています。
なかなかゴムが取れません。それでも諦めることなく挑戦!!手先に力が入りません。指先を使う遊びの大切さを感じます。細かい指先を使う遊びを続けていきたいと思います。
玉ねぎの皮で白い服が変化していく様子を体感したことで、自然の物でも色染めができることを知りました。、草花で色が染まるという体験ができたことは思い出になることでしよう。
子ども達は、微かな色の変化にも気づくなど興味を持つ活動となりました。
この活動をするのにあたり、保育士の細かい見通しと準備がありました。子ども達にかけがいのない自然活動を経験させるためには、保育士の願いが大切だと思います。
皮を剥いた玉ねぎは、給食で食べます。野菜を大切にする気持ちが子ども達の中に育ったことでしょう。