植物・生物 つくる 自然物ではちまきを染めよう

2019年8月7日

テーマ:
植物・生物/つくる
年 齢:
異年齢児
ねらい:
自然物を使って、色水づくりを試したり工夫して、はちまき染めを楽しむ

活動内容

園では毎年、自然物を使った、色水あそびや染め物を楽しんでいます。

年長児は昨年も花の色水あそびを楽しんだので、草花をみると興味が湧いてくるようで、今年も園庭に咲く”タンポポ、パンジー、マリーゴールド、ツヅジ”などで色水を作っています。また、散歩に出掛けて見つけた”あやめ”や外来種の”オオキンケイギク”などの草花も、「これ、つぶすとどんな色になるかな?」と楽しみにしながら園に持ち帰りました。

小さいクラスの子たちも一緒に色水のジュース屋さんごっこも楽しみました。

たくさんの自然物を使い色水で和紙や布を染めてこいのぼりをつくりました。

そんな園の子どもたちの活動を知った保護者会より、夏まつりのはちまきを購入していただきました。おまつり時、頭にまいておみこしを担げるように、子ども達がはちまきを染めることになりました。

 

子ども達のきづき

カップに花と水を入れ、りんごの枝棒でつぶします。

白色のパンジーをつぶしてみると….

「あれ~?何でだろう?花は白なのに、黄緑色になったよ」と不思議そうに教えてくれます。

保育士「えー!何でかな?真ん中が青っぽいからかな?」

予想した色と違う色になるのも楽しいようです!

 

今日は、年長児がジュース屋さんを開きました。お客さんは年少、年中のお友達です。

「ジュース屋さんだよ!」「お金は松ぼっくりにしよう!」

「えー!松ぼっくりないよ!笹でもいい?」

園庭には笹が茂っているので、お金には困りません(笑)

「いらっしゃいませ~」「りんごジュースです。ジューンベリーが入ってますよー」

「こっちは、メロンジュースですよー」「ブドウもありますよ!」

「これください」「おいしー!」

年少さんも初めてのお買い物にドキドキし、お目当てのジュースを買ってご満悦です!

 

年長児はクラスで巨大こいのぼりを作ることになり、「うろこにキレイな色をつけたいね」「草花をつぶして色をつけたい!」とみんな大賛成です。

こいのぼりのうろこ用に和紙を染め、飾りました。しかし、1か月位すると、

「あれ?先生なんだかうろこの色が消えちゃったよ!」

絵具で色を塗った所はそのままなのに、色水で染めたところは消えています。

保育士「本当だね。色が抜けてきちゃったのか…どうしたのかな~?」

自然物で染めたものは時間がたつと、色が薄まり消えてしまうため、触媒を使ってみることにしました。

保育士「色が抜けない為の、魔法の水(ミョウバン水)があるらしいよ」

「今度は入れてみる!はちまきを染めてみよう」とリベンジです。

夏まつりで使うはちまきをお得意の花の色水で染めることにしました。

実は、布に色をしっかり入れる為に、たんぱく質をいれておくとよいということで、事前に牛乳にも浸しました。

はちまきの布を牛乳に浸します。

「牛乳のにおいがするね」

せっかくなので、輪ゴムや洗濯バサミを使って絞り染めにしました。

「どの花にしようかな~!?」「青にしたいから、全部あやめにしよ!」「わたしはお花を混ぜてみるんだー」

今までの経験を活かし好きな花を選び、自分のはちまきを染めました。

 

「あー。足りない!もっとたくさん花をつぶさなきゃ!」

大きなはちまきを染めるには、たくさんの濃い色水を使います。

花を足したり、ミョウバン水を足したり…..試行錯誤を重ね、根気よく取り組みました。

「わぁー!白いとこと染まったとこがあるよー」「鳥の羽みたいな形になってる!」

「わぁー、いろんな色や形があって面白いね」

 

どれひとつとして、同じ色、模様の形の物はありません。世界に一つだけの《特別》のはちまきです。友だちの作った物を認めたり、自分の物をとっても大切にしたり、嬉しそうに眺める姿が見られました。

そして、色止めに酢水も良いということで、触媒に酢水も用意しました。

「あれー?先生この前と違うねー。同じにならない….」

「今日はピンクになったよ!この前はムラサキだったけど~」

触媒によって、色の出方が違うので、違いがあることを説明して試しながら使うともっと良かったです。

 

年長児の姿を見て年中児は”ツツジ”を使ってはちまきを染めました。

やさしい、紅色に染め上がりました。

 

年少さんは年長児に教わりながら、一緒に染めました。

経験のある年長児は頼りになる”染め物の先生”です!

 

「もう少し、濃い色にする?」「うん」

「もっと もみこむんだよ」「こう?」

 

とっても丁寧に教えてもらい、はじめての年少児も安心して染めていました。

”アヤメ”と”ブルーベリー”を使って、きれいな藤色になりました。

未満児クラスのひよこ・ことり組さんの分も染めてあげて届けると、早速、つけて喜んでくれました。

「とっても良く似合ってるよ!」

夏まつり当日は、自分たちで染めたはちまきを締めて、おみこしを担ぎ保護者に見てもらうことが出来ました。

 

 

事例に対する保育者の思い

十分に遊んだ色水・染め物あそびを小さいお友だちにも見せたい、教えてあげたいという気持ちから、始まった遊びです。

園庭や散歩で草花を探し、それを色水にして様々なあそびを十分楽しむことで、子ども達が意欲的に環境(自然)に関心を持ち、好きになってほしいと考えました。またそれをきっかけにして子ども達の活動(こいのぼりの制作)へ展開できればと思い進めました。

が、いざ染め物で作る巨大こいのぼりを作ってみると、色抜けしてしまう(上手くいかなかった)経験を子ども達自ら体験することになりました。しかし、次に上手くやるにはとうしたらよいのだろう?と考え、調べたり、挑戦する気持ちを持ってはちまきづくりへとコマを進め、悩みながらも楽しみ、成功体験を獲得することができたと思います。

はちまきづくりでは自分と友だち、それぞれの違いの良さをお互いに感じあい、自分の物に自信を持ったり、友だちの良さを認めたりする様子を伺い知ることもできました。また異年齢の子どもたちへの優しい関わりは子どもたちの一人一人の成長を感じた活動になりました。

自分達が十分に遊んだ色水・染め物あそびを小さいお友だちにも見せたい、教えてあげたいという気持ちから、異年齢の関わりを広めていってほしいです。

あずみのしりつみさとせいぶにんていこどもえん 安曇野市立三郷西部認定こども園

園の形態 普及型
代表者氏名 園長 : 佐々木 真貴
運営法人 安曇野市
運営法人代表者名 安曇野市長
園の設立日 1974.4.1
認定日 2015.10.13
区分 認定こども園
住所 〒399-8103 安曇野市三郷小倉3484-1
エリア 中信
お問い合わせ先 TEL : 0263-77-2416 
FAX : 0263-77-2416 
MAIL : kodomoshien@city.azumino.nagano.jp
ホームページ http://www.city.azumino.nagano.jp/kurashi/kosodate/hoiku/renrakusaki/ninkahoikuen.html
定員数 未満児 : 15人 3歳児 : 20人 4歳児 : 30人 5歳児 : 30人 6歳(学童)以上 : 0人
基本開所曜日 月,火,水,木,金,土
基本開所時間 7時30分〜19時
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園児募集 要問合せ
保育者募集 要問合せ