植物・生物 水 わ~!とんぼになってる~

2025年6月19日

テーマ:
植物・生物/水
年 齢:
5歳児
ねらい:
・ヤゴからとんぼになっていく様子に興味を持ち観察してみる。

活動内容

先週のプール掃除のときに、水を抜いたプールでたくさんのヤゴを捕獲してきました。

実は昨年もヤゴを捕って水槽で飼っていたのですが、餌に何をやったらいいかまったく分からず「どうする?」と言っているうちに死んでしましました。

そこで、今年こそはちゃんととんぼになるように育てよう。とこども達とも約束し、世話を始めました。

まずは飼育の環境を整えました。ヤゴがとんぼに羽化するときに水から上がってくるものが必要ということで、割り箸を使って登れる場所をつくりました。また、思うような砂利がなかったので、小石を敷きつめてみると、それまで4,5匹が固まって浮いていたヤゴが石の下にもぐって隠れるようになりました。

問題の餌は「アカムシだよ。」と家から聞いてきて話してくれる子もいましたが、それはなかなか手に入りにくいので、悩んでいると「オタマジャクシを食べるってお父さんが言ってたよ。」という声が上がり、じゃあオタマジャクシを捕りに行こうと近くの田んぼへ向かいました。

そしてようやくヤゴに餌を与えることができました。オタマジャクシを餌にするのは「かわいそう」という声もあり、保育士も悩みましたが、今回はヤゴをとんぼにしてみたいというこども達の思いをを実現させてあげたいという思いもあったので、オタマジャクシを餌として与えることとしました。

そして、翌朝よく見ると、昨日入れた割り箸にヤゴがくっついていました。

ちゃんと水から上がってきたんだ~と言っていたら、「背中が割れてるぞ~」

別の割り箸にとんぼが止まっています。

産まれたてのためかジッとして動きませんが、時々羽をパタパタ動かす様子がありました。

皆が見たら、逃がしてあげようということになりました。

飼育箱の蓋を開けると最初はジッとしていたとんぼですが、急に飛び立ったと思ったら、Tさんの首にくっつき、ゆっくりよじ登っていました。「痛い。」と声を発したら、屋根の上の方へ飛び立ち、皆で元気に巣立つとんぼを見送りました。

まだヤゴは何匹もいて、オタマジャクシを食べています。次はどれがとんぼになるかな?おたまじゃくしは生き残れるかね?とこども達は興味津々です。

子ども達のきづき

・ヤゴはとんぼになるとき、水から出てつかまるところがいるんだって。

・石を入れたら、ヤゴが隠れている。

・オタマジャクシを食べるんだって。

・オタマジャクシ食べられたらかわいそう。

・何もあげなかったらヤゴがまた死んじゃうよ。

・ヤゴが割り箸にくっついている。

・水から上がってきたんだ。

・背中が割れている。

・こっちにとんぼがついてる。

・とんぼになったから逃がしてあげよう。

・なかなか逃げないね。すぐには飛べないのかな?

・とんぼの足あたると痛い。

・屋根の上まで飛べたね。

事例に対する保育者の思い

ヤゴの飼育を通して、こども達は水を毎日変えること、餌を捕ってきて与えることなど楽しさや大変さを経験したり、とんぼに変わったヤゴの姿に感動したり、ヤゴがオタマジャクシの頭や尻尾にかみついている姿を目の当たりにして、餌のオタマジャクシにちょっとかわいそうという複雑な思いを持ったりしています。

飼育の仕方を図鑑やインターネットで調べたり、おうちの人に聞いたりして、昨年(年中)は死なせてしまったヤゴを今年こそとんぼにしたいというこども達の思いが感じられた。飼育箱に割り箸でつかまる場所を作りヤゴがつかまる姿をみたり、小石を敷いたことでヤゴが隠れている様子を見ることができたりしたことは生き物を飼育するためには必要なことがいろいろあることが分かったのではないかと思う。

にんていこどもえんいいだしかなえみつばほいくえん 認定こども園飯田市鼎みつば保育園

園の形態 普及型
代表者氏名 園長 : 鈴木 康子
運営法人 飯田市
運営法人代表者名 飯田市長
園の設立日 平成9年4月1日
認定日 2017.10.27
区分 認定こども園
住所 〒395-0804 飯田市鼎名古熊2339
エリア 南信
お問い合わせ先 TEL : 0265-53-3277 
FAX : 0265-53-3278 
MAIL : ns-mituba@city.iida.nagano.jp
ホームページ http://www.iida-kosodate.net/
定員数 未満児 : 42人 3歳児 : 36人 4歳児 : 36人 5歳児 : 36人 6歳(学童)以上 : 人
基本開所曜日 月火水木金土
基本開所時間 7:30~19:00
延長保育の有無 要問合せ
園児募集 要問合せ
保育者募集 要問合せ