2023年2月8日

テーマ：

空・天気／人・地域

年　齢：

５歳児

ねらい：

雪質の違いに気づき、友達と発見を共有しながら雪遊びを楽しむ。

朝の会で雪遊びをすると聞き、「今日の朝、雪触ったらふわふわしてて固まりやすい雪だったんだよ！」と口にした子がいました。

それを聞き「じゃあ雪合戦しようよ！」と提案する子、「いいね〜」と楽しみな様子の子ども達。

外に出てみるとふわふわの雪がたくさん！！

「手袋に雪の結晶ついてる！」

その一言に、何人かの子ども達が雪の結晶を探し始めました。

「どこ？　あ！僕の手袋にもあった！」

こっちの方では雪合戦が始まりました。

「見て！上手に雪玉作れた〜　固まりやすい雪だから玉作りやすいよ！！」

「掘っていくとシャリシャリした雪が出てきた！」

「上の雪のほうが固まりやすいよ！」

「たくさん雪玉作ってためておこう！」

「いいこと思いついた！今日固まりやすい雪だから、大きな雪玉を作って壁にしよう！！」

「壁できた！！」　「これに隠れれば敵から守れるぞ！！」

それを見ていた相手チームも真似をして

「あっちのチームみたいに雪の壁作ろう！」

「みんなで１つずつ作ったら早く壁できるかも！」

いっぽう、山の方では発掘ごっこを楽しんでいました。

「ここ掘ったら宝石みたいなキラキラした雪の塊あったよ！」

「硬いから手をグーにしてやるととれるよ！」

「見てみて！」

「すごい！！よく見つけたね！　これたくさん集めようよ！」

たくさんの宝石が集まりました。

登園時での発見を教えてくれた子をきっかけに、周りの子ども達がどんな遊びをしようか考え、誘う姿へと繋がりました。

固まりやすい雪だから「雪合戦をしよう」「壁を作ろう」と発展させなから遊ぶ子、「崩れないから雪玉をためておこう」とそりの上に雪玉をためる子、掘ると違う雪質になったと気づき積もった雪で層になっていることを知った子、凍った雪を見つける子、一人ひとりが発見を喜び工夫しながら楽しんでいました。

友達と発見や面白さを共有して遊ぶと、さらに楽しいね！！

子ども達の言葉一つ一つに楽しさや嬉しさがつまっています。

その気持ちや発見した喜びを友達と共有できる場を、作っていきたいなと日々考えながら保育をしています。

今回の雪遊びで子どもの言葉を拾いながら進め、遊びが発展していきました。

言葉一つで遊び方や楽しみ方が変わるのだなと改めて感じ、発見を共有していくことは大切だなと思いました。

雪山で宝石のような雪を見つけた子から、「あ！あの山もこの雪みたいにきらきらしてる！！きれいだね〜」「あの山？ほんとだ！！」と大人が気づけないことにも気付ける、そんな姿を見て子どもから学ぶものもあり保育の楽しさを感じました。

地元の自然の良さを、子ども達と一緒にこれからも見つけていきたいなと思います。