2022年12月23日

テーマ：

植物・生物／人・地域／つくる

年　齢：

５歳児

ねらい：

・様々な自然物の色や形、大きさなどの特徴に興味を持ち、組み合わせて制作する事を楽しむ。
・友だちの作っている物に関心を持ちながら、自分で試したり工夫したりする事を楽しむ。

散歩で松ぼっくりやドングリ、実などを拾ってきたことから、グルーガンを使って制作が始まりました。

「うわあ～すぐくっつく！グルーガン楽しいー！！」

友だちの楽しそうな姿を見て、最初は「グルーガンはこわいよお～熱いから～」と言っていた子どもたちも周りに集まってきて見ていました。

「やってみたい！」と、拾ってきた自然物を持ってきて、それぞれがまずはいろんな形にくっつけることを楽しんでいました。

日を重ねる毎にグルーガンの使い方も上達し、「ウサギできた！！」「お人形さん作った！」「これ強そうなロボット！」など、自然物を見立ててかわいい作品に★

かわいいバッジになったので、「小さい人のプレゼントにしよう！」「喜んでくれるよ！」と、みんなで全園児分の人形を作り、バッジにして、年長児お楽しみ企画の時のお土産として小さい友だちにプレゼントしました。

その後もグルーガンを使って、自然物の人形を作る事が大好きな子どもたち★

火傷に気を付けながら、慣れた手つきでグルーガンを上手に使い、新しい発想がどんどん生まれ、かわいい人形が増えていきました！

作品を置く棚の上は置ききれないほど！今度は散歩で枝を拾いに行き、たくさん作ったその人形をくっつけてクリスマスの飾りにすることにしました。

一人ひとりの個性が出てとってもかわいい飾りになりました★

サンタさんが見て行ってくれるかな～♪

サンタさんがいっぱいついた飾りや、大好きなウサギが大量についた飾り、動物がスカートを着ている飾り、サンタさんがソリに乗り、トナカイが引っ張っている飾りなど、どれも面白くて素敵でした！

クリスマス飾りが出来上がった後も、どんどんクオリティが上がっていて、大人には思いつかない子どもの発想に驚きました！！

・グルーガンって気を付ければ大丈夫！楽しい！

・～すると火傷しちゃう

・「松ぼっくりとげとげなんだけど、どうやってくっつけよう」

・「このドングリじゃ耳にするのに大きすぎる・・・」「もうちょっと小さいドングリほしい」

・「なんかこの枝、〇〇に見える！」

・「この実トナカイの鼻になりそうだなあ」

・「ここにグルーガンつけてもなんか取れちゃう、くっつかない」

・「こうやって押さえるとちゃんとくっつくよ」

・「〇〇作りたいんだけど、なんかこれじゃ長すぎる」

・「この形の葉っぱじゃグルーガンくっつけれないじゃん」

・〇〇ちゃんが作ってる物かわいい！作りたい！

・最初はグルーガンを使うことが楽しく、様々な自然物をくっつけて遊んでいたが、その経験が人形作りや小さい友達へのプレゼント、さらに他の素材の物とくっつけての飾り作りなど活動が広がっていった。子どもが自由に自然物や道具、素材を使い、まずは自分の思いついたままに試してみることが、その後の自然物の制作・あそびへの意欲にも繋がるのではないか。

・最初にウサギの人形を作った子から、ほとんどの子が真似をしてたくさんのウサギを作って楽しんでいた。繰り返し作って遊ぶことで、そこに子どもたちそれぞれの工夫やアイディアがどんどんプラスされていき、更にその作品を見た友だちがまた真似しながらも工夫が加わっていく様子が多く見られた。作品は個人であるが、子どもたちは友だちと深く関わり、互いの刺激を受けながら一人ひとりの学びや発見に繋がっている事を感じた。

・同じ種類のドングリや実などの自然物でも、形や色、大きさが様々であり、その中から自分のイメージに合った物を選ぶ姿があった。一つひとつが異なるからこそ、子どもたちはその自然物を手に取って見たり比べたり、感じたりする経験を自然にしている。拾ってきた自然物に制作を通して触れることで、戸外でなくても五感を使って感じたり学んだりする経験をしているように思う。