2025年10月24日

テーマ：

植物・生物／人・地域／食

年　齢：

３～５歳児

ねらい：

・お友だちの家を知り、教えてくださるお家の方に親しみを持って関わる。
・牛を間近に見ながら、触れ合い方を知り、関心を持ってみる。

山本保育園では、秋の遠足に少し園から離れた所にあるお友だちの塩澤さんの家に行ってきました。

塩澤さんのおうちでは１００頭以上の乳牛を飼っていて、現在搾乳しているのは６６頭だそうです。

たくさんのたい肥も見せてくださり、保育園の畑にもたくさん頂いて、おいしい野菜ができています。

また、１週間ほど前に生まれた子牛もいてこども達は興味深々です。

塩澤さんが「牛さんがビックリするから、大きい声をだしたり、急に動いたりしないでね。」と牛舎の中でのお約束を話して下さり、さっそくふれあいタイムスタートです。

始めはそっと手を伸ばします。

「小さいね」「かわいい～。」

柵の中に入って子牛をナデナデ。

皆で撫でているうちに子牛は気持ちよくなったのか眠ってしましました。

牛のごはんは干し草、ギュッと固まっている干し草をほぐしてあげます。

やっぱり大きな牛さんの大きな口は怖い！遠くの方から投げてあげます。

塩澤さんに「手であげても食べるよ。」と教えていただき、ドキドキしながら手であげてみます。

だんだんと慣れてくると手を近づけてもちゃんと餌だけ食べてくれます。

「先生、私の手から食べてくれたよ～！」あちこちからそんな声と笑顔が・・・

遠足に行く前に保育園でどんな模様の牛がいるのか描きました。同じ模様の牛さんいるかな？

塩澤さんのお宅では牛さんの搾乳が完全オートメーション化されていて、搾乳の様子を見せていただいた後、朝搾った搾りたての牛乳をいただきました。

「いつもの牛乳と違っておいしいね。」

楽しく牛さんと触れ合っているうちにお昼になり、牛舎の横でお弁当をいただきました。

「おなかペコペコ、おいし～～。」

お昼の後は、塩澤さんのお宅の前にある山へ探検に行きました。

普段歩いたことのないような、木や枝の間や、でこぼこになっている坂道をお友だち同士助け合いながら登っていきました。

たっぷり遊ばせてもらって、帰る時間ですが、楽しくて「まだ帰りたくない～～～」でも・・・。

塩澤さんいっぱい牛さんと遊ばせてくれてありがとうございました。

お礼を言って帰ってきました。

・牛さん暖かいね、お乳も暖かいよ。

・赤ちゃんの牛さんかわいい～やわらかくて暖かい。

・牛、大きい・・・怖い感じがする。

・大きい牛も優しいよ。

・黒いのも、白いのもいろんな模様の牛がいる。

・草をいっぱい食べるんだね。

・手からも食べてくれてうれしい。

・牛さんのヘラザラザラしてる。

・搾りたての牛乳、いつもの牛乳よりおいしい。

・塩澤さんにはこども達のために大事な牛さんや牛舎、山を解放してくださり、なかなかできない体験をさせていただきました。こども達も一日大満足で、家に変えてからも「今日は大冒険してきたよ。」とたくさん話をしたようです。

お散歩では歩くことが難しい距離でしたが、遠足という形でお家の皆様にもお弁当作りや送迎など協力していただき行ってくることができましたことに感謝いたします。

・運動会を超えて身体も、気持ちも大きくなってきたこども達、長い距離を歩けたり、友だちがしていれば、自分にもできる、やってみたいと牛に近づいてみる、友だち同士声をかけ、山登りも助け合う、そんな姿をたくさん見ることができ、こども達の成長を感じられる遠足でした。