2022年8月31日

テーマ：

植物・生物

年　齢：

3，4，5歳児

ねらい：

ゴーヤに触れたり観察したりして、面白さや不思議さを感じる

青木島保育園の園庭には、いろんな野菜が植えてあります。

「あ、すいか見つけた！」と４歳児のA君。

「こっちには、メロンがあるよ。」「ゴーヤもあった！」

「ここにも、メロン。」葉に隠れているメロンも見つけました。

すると・・・

「わっ、黄色いのがある！何～？」驚くA君。

「爆発してるーーー！！！」驚くA君の声を聞いて、他の子も集まってきました。「どうしたの？」

「わーーー」おっかなびっくりの表情の子どもたちです。

「中に、なんかある。」と年少のB君が見つけました。

「中を触ってみる？」と保育士が聞いてみますが、「やだ！」と抵抗がある様子です。

保育士は、黄色いゴーヤの中身を手に取って、子どもたちに見せてみました。触るのはやはり、抵抗があるみたいです。

「匂いはどうかな？」と保育士。

匂いをかぐ年少のC君とDちゃん。「トマトのにおいがする。トマトなんじゃない！？」

「こっちにも、入ってるのかな？」

年少のDちゃんは、緑のゴーヤにも、赤いのが入っていると思った様子です。

「こっちも、爆発するかな？」なんとか割ろうとする子ども達。

シャベルでつついてみますが、爆発しません。

それならば、手で叩いてみましょう。

それでも割れません。

「よし、とってみよう！」と年中のF君。

「えいっ」と手で割ってみると・・・

「あれ・・・？」

中身が赤くないことに気付きました。

「ふわふわしてる～」中身を触ると、ふわふわ。

ふわふわをもらった年少のDちゃん。ふわふわをむいてみると中から出てきたのは・・・「これ、種だよ！」種を発見！！！

とっても触れしそうな表情のDちゃん。この種は、大切におうちにもって帰りました。

さて、次は年長さん。

ゴーヤの水くれを行っていると、緑とオレンジの２種類のゴーヤを発見しました。

「オレンジは食べられるの？」「中身を見てみたい！」とのことで、２種類のゴーヤを見比べることにしました。

黄色のゴーヤを割ってみると…「赤い種だー！」とびっくり。

「触ると、プニプニしているね」「トマトのにおいがするよ！」

緑を割ってみると、「こっちは、白い」

「葉っぱのにおいがする」「触るとゴツゴツしているね」

じっくり触ったりにおいをかいだりして観察する年長さん。

断面をじーっと見比べて…

忘れないように、絵に描いておくことにしました。「ぼこぼこしていたよね」「中に赤い種がたくさんあるよ」

さすが年長さん。じっくり観察して描きます。

図鑑でゴーヤを調べてみることにしました。「緑と黄色は同じもの？違う種類？」

図鑑を見ても、黄色いゴーヤは載っていません。

すると、「黄色いのが緑になるんじゃない？」とFちゃん。「そうかも～」とみんな。

保育士は、子ども達が話し合いをする様子を見守りました。

それでは観察してみましょう。

「まだ、緑色だ」

「今日も緑」

一週間後の月曜日。

「色が変わってきてるーーー！！！」

「緑が黄色に変わるんだね！」

自分達で考えて調べて発見した喜びは大きなものでした。

・ゴーヤには緑と黄色があるよ。

・黄色のゴーヤは柔らかい。中身は赤い。トマトのにおいがしたよ。

・緑の中身は白くてふわふわ。葉っぱのにおいがしたよ。

・ゴーヤは、緑から黄色になるよ。

ゴーヤを見た子どもたちの反応はさまざまであり、子ども達の「なんでだろう？」「不思議だな」「試してみたい」「調べてみよう」の思いを大切にしました。

年齢が上がるにつれ、じっくり考えようとする思考の深まりも感じました。

秋の植物も、観察を楽しみたいと思います。