土 空・天気 外で遊ぶの楽しいね!

2020年11月6日

テーマ:
土/空・天気
年 齢:
2歳児
ねらい:
・戸外で全身を動かして遊ぶ心地よさを味わう。

活動内容

先日、黒姫山が綺麗に雪化粧をしました。

保育園で雪が見られるのはいつになるでしょうか。

秋の深まりから、少しづつ冬の足音も聞こえてきた信濃町です。

 

さて、寒さは厳しくなってきてはいますが日中は秋晴れのぽかぽか暖かい日差しの下戸外でたくさん活動してきました。

園庭の固定遊具は繰り返し遊んできたので、すっかりと慣れて身のこなしもおてのものです!

「おーい」

のぼりきれた嬉しさを手を振って表現してくれているようです。何度遊んでも、のぼれて嬉しい!この表情からそんな気持ちが伝わってきます。

手元をよく見ながら手と足を動かしてのぼっています。あともう少し!

最後は大きく足を開いてよいしょっと!

 

さて、園庭の別のところでは違う遊びを楽しむお友達の姿がありました。積んであるタイヤの上を進みます。

フェンスにつかまりながら慎重に進み

「おっとっと!」

バランスを崩してもフェンスにつかまっているから大丈夫!しっかりと自分の体重を両腕で支えています。力がついてきましたね!

お友達が遊ぶ姿を見て、「わたしも!」と他のお友達も続きます。お友達のやっていることに興味を示して、自分もやってみたい!という気持ちになったようですね。

「見ててね」と保育士に声をかけてから挑戦するお友達。

進んでいくと、高く積まれたタイヤ!

できないな、どうやって進むんだろう、、、と一度下におりていました。

そこへきたお友達の様子をじーっと見ていました。お友達の姿を見て、やり方を吸収しているようです。

このお友達はお友達のやり方を“見る”ことで、自分なりの”なるほど”という答えを見つけたのでしょうか。遊びの一コマの中に子どもにとって学びがあるんですよね。

また、不安そうにしているお友達の背中をそっと支えて「怖くないよ」と声をかけてあげる場面もありました。お友達に優しく接する姿に嬉しくなりました。4月から一緒に過ごしてきたお友達。この関わりからお友達に親しみをもっていることを改めて感じられました。

 

園庭で体を動かすことを喜ぶ子どもの姿から、更に行動範囲を広げ、様々な動きや遊びを楽しんできたいと思い園舎裏のわくわく広場に遊びにいってみました。

まず最初に目についたのは土手にかかる階段。早速一段一段のぼっていきます。

土手の下を見下ろしてこの表情!

“高さ”を感じているのでしょうか。

お友達からは「すごい!」と一言。

後からのぼってきたお友達とも「すごいね!」「うん!すごいね」とお話も楽しんでいます。

土手に垂れ下がるロープに気づいたお友達。

よいしょよいしょ!力いっぱい引っ張ってみます。

こちらのお友達はロープにつかまってのぼることを思いついたようです。

 

ロープにつかまらなくても、草を掴みながらのぼるお友達もいました。

両足でしっかり踏ん張っていますね!

ロープにつかまりながら、膝をついて少しずつのぼります。あともう少し!ガンバレ!

のぼれた嬉しさ!というよりは、高さへの怖さからなのかちょっぴり緊張した表情で土手を歩いていました。

高さの感じ方も一人一人違いますね。

土手に座って、しゅー!っと尻すべりも楽しみました。

 

上半身でバランスをとりながら滑るお友達もいました。

 

わくわく広場で何日も遊んでいくうちにまた新しい遊びもみつけたようです。

 

自分の靴二つ分あるかないかのわずかな幅の道を進みます。

園庭でもタイヤの道で遊んでいたので、フェンスにつかまりながら歩くことは慣れたものです!

道が細く、高さもあるのに怖いものしらずのみんなに少しヒヤヒヤします。ですが、こどものやりたい気持ちを大切に、危険のないようにそばでじっと見守ります。

一歩一歩慎重に歩く姿から、それぞれに高さを実感しているのかなと感じます。

「やっほー」と元気な声が聞こえてきました。慣れてきて、安心して余裕をもって遊んでいるのを感じます。

2本の木に繋がれたロープ。早速またがると

「がたんがたん」「電車です〜」

ロープがどうやら電車に変身したようです。

「出発しまーす」の車掌さんの掛け声に続々お友達も電車に乗ります。

「みなさん乗りましたか?」

お客さんをしっかり確認する姿は本物の運転手さんのようです。

他のお客さんも乗って満員電車です♪

乗り物に乗った経験などをイメージしながら、口調や仕草を真似て楽しんでいる場面でした。自分のイメージを好きに表現することを楽しみ、またそのイメージをお友達と共有することも楽しんでいました。

一方で同じ空間を楽しみながらも、電車ごっこを楽しんでいる子、またがったロープの揺れる感覚を楽しんでいる子、お友達の真似をしたい子、と一人一人の楽しみ方の違いも感じます。時にはお友達と共有できるようにイメージをつなげながら、まずはそれぞれがどんなことを楽しんでいるのか、どんなことに魅力を感じているのかをとらえていきたいと思っています。

子ども達のきづき

わくわく広場で遊んでいく中で、同じ土手のぼりでも遊び方に変化が見られるようになってきました。

初めのうちは膝をついて登っていたのですが、ロープにつかまると両手両足の力でぐんぐんのぼっていきます。

“すごいでしょ”そんな声が聞こえてきそうな自信のあるこの表情!

のぼった後の達成感を感じているのかな!?良い表情ですね。

 

姿勢を低くすることでバランスをとっています。

遊びながら経験の中で体の扱いを学んでいるんですね。

最後までのぼりきりました!

このお友達は草につかまりながらのぼります。お友達とは違うコースを選び、さぁのぼるぞ!!

両膝をつけながら、滑り落ちないようにゆっくりゆっくりのぼります。

 

のぼれた!

のぼりきった嬉しさが伝わってきますね。

 

しばらくお友達を見ていると、次第に遊び方が変化していました。

「すべっちゃう〜」といいながらお腹でズリズリ滑り落ちることが楽しくなったようです。土手のぼりから腹すべり!?新しい遊びを発見して嬉しそうです。

遊びの中から、また新しい遊びを見つける、子どもの発想の豊かさがあってこそですね。

一人で階段の上り下りをやりたい!けどすこし不安気だったお友達。今ではすっかり慣れて一人で楽しんでいました。慣れていくことで安心して楽しめるようになったようです。

 

事例に対する保育者の思い

戸外で遊ぶ中で様々な動きや姿勢を伴う遊びを楽しんでいる子どもたち。繰り返し楽しみ、十分に経験することで自分の体をコントロールし、自らの身体感覚を高めていることが感じられます。これからも、十分な時間を確保し、一人ひとりが“やってみたい””もう一度やろう”とじっくりと遊び、そこで得られる“できた”という満足感や喜びを経験できるようにしていきたいです。

しなのちょうりつかしわばらほいくえん 信濃町立柏原保育園

園の形態 普及型
代表者氏名 園長 : 柳澤 美香
運営法人 信濃町
運営法人代表者名 信濃町長
園の設立日 1963.7.1
認定日 2015.10.13
区分 保育所
住所 〒389-1305 上水内郡信濃町柏原2571-1
エリア 北信
お問い合わせ先 TEL : 026-255-3740 
FAX : 026-255-3740 
MAIL : kasiwa-h@town.shinano.lg.jp
ホームページ https://www.town.shinano.lg.jp/
定員数 未満児 : 30人 3歳児 : 25人 4歳児 : 25人 5歳児 : 25人 6歳(学童)以上 : 0人
基本開所曜日 月,火,水,木,金,土
基本開所時間 7時30分〜19時
延長保育の有無 要問合せ
園児募集 要問合せ
保育者募集 要問合せ