2016年12月9日

テーマ：

植物・生物／水／人・地域

年　齢：

３歳児

ねらい：

生き物に親しみ、気付きや発見を喜ぶ。

毎日寒い日が続き信濃町も雪がちらつく日が増えてきました。

そんな中ですが３歳児で春から飼っている生き物たちは子ども達に大事にされ元気いっぱいです。

切れたしっぽが伸びたカゲチョロ。

大きく成長したかたつむり。

仲良しのめだか。

そして、今日の主役のザリガニ達。

最近、寒さのせいか石の上に登ることが多かったのですが、一人の子が「先生、卵ついてる!!」

ちょっと失礼!!してひっくり返してみると沢山の卵がお腹にくっついていました。

良く見るとなんと２匹!!

毎日、良く見ていたからの大発見!!

「寒いけど大丈夫かな…。」と心配の声も聞かれましたが「早くかわいい赤ちゃんが産まれるといいね」と期待して待つことにしました。

毎日、水槽に釘づけの子ども達。

そんな姿を見て、「どうか、赤ちゃんが産まれますように…。」と祈るような気持ちで見守っていました。

そして、２週間程過ぎた頃、ついにその日が!!

「先生、石の下に赤ちゃんいるよ」

と中を覗くとかわいい赤ちゃんザリガニが数匹元気に泳いでいました」

「やったーーーー!!」「小さいね」「かわいいね」

と大興奮の子ども達です。

しかし、以前、ザリガニがお腹が減ると共食いすること目の当たりにした子ども達から「もしかしたらお母さんが食べちゃうかもしれない」ということになり、大きくなるまで、違う所に移してみることにしました。

「そーっと。そーっと。落とさないように。」

お引越し完了しました。

春から生き物の世話をして大事にしてきた子ども達。

夏の暑い時には霧吹きで飼育ケースを湿らせて、寒い時期になると落ち葉を集めて冬眠の準備をしてきました。

ザリガニが石に登る姿に気付いた時も、私は水が冷たいからだと思ったのですが、子ども達は水槽を毎日見ていたからこそ、卵に気付いたのだと思いました。生き物を大切に気にかけていたこその気付きや発見ですね。

かわいい赤ちゃんが産まれ、ますます生き物コーナーが盛り上がってきました。子ども達も新しい赤ちゃんが産まれているか水槽を楽しみに覗いています。

寒さに負けず、これからも子ども達と一緒に生き物の成長を見守っていきたいと思います。